2017年10月25日水曜日

イカメン、「たまにはさ 初心に帰り 思い出す 読書記録も やってみるべし?」(その4)」

「未病」とは。漢方独特の健康概念。「健康から病気へ向かっている動的状態」を指す言葉。
未病の治療が漢方の得意分野。病気に至るまでには二段階ある。

第一段階は偏った食事や運動不足、ストレスなど、健康的でない生活習慣そのもの。
特に食習慣が未病の引き金になり過度の糖分や冷えたもの、過食や塩分の摂りすぎがそれに
あたる。不規則な食生活はさらに体には負担となるので、この時点で生活習慣を改善すれば
心身に異常は現れない。
そのまま放置すると第二段階である肥満や高血糖、高血圧、高脂血症などの生活習慣病予備
軍的な症状が現れ始め、次第に症状が悪化し本格的な生活習慣病に進行。

未病は、症状の現れ方や種類から大きく四つに分けられる。
①検査値に異常が見られないが、自覚症状がある未病 →東洋学的未病で、頭痛やめまいなど
                      虚証の人に良く見られドクターショッピングの原因にもなる。
 
②自覚症状はないが、検査値に異常がある未病  →西洋医学的な未病。血糖値や血圧が高い。体力自慢の実証の人に良く見られ放置され重症化。
 
ここからは新しい未病の概念。

③医学的には治療を終えたが、完治した感じがしない未病
 
④医学的には治療を終えたが、再発の可能性が残る未病 → がんなど

近年、西洋医学でもこれを重視したテーラーメイド医療が主流となろうとしていて、一人ひとりの病気の原因を丁寧に探り、未病のうちに治すことが時代の最先端になってきた。

未病の時期は医療機関に頼らず自分で対応可:薬を使わずとも十分な休養・体質を知っていれば
ちょっとした風邪や胃腸障害に対しては薬局の薬や常備薬で対応できる。これらセルフメディケーションが大事である。

実は一般的クリニックの外来患者の半数以上が実は未病の範囲とも言われる。年寄が毎日の様に社交場として病院通いをすることこそ医療機関への丸投げ及び医療費の無駄遣いに他ならない。
 
従って、イカメンとしては、未病に積極的に取り組んで行こうと意を強くした次第である。

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