おはようございます!今朝は、午前3時44分の起床。元旦からの成果は?
元旦(水)初日の出ジョグ5.5km、2日(木)3時54分、レイクタウンのイオンシネマで初映画「永遠の0」を妻と涙のカーテンの隙間から観て、3日(金)初の腰防体操18セット、腹筋50セット、ジョグ11kmを敢行し、4日(土)3時24分で、、、昨年1月から読み始めたご存じRBF・・・ R・バックミンスター・フラーの「クリティカルパス」を2年越しで読み終えて、海老蔵の密着5年ドキュメンタリーの録画を観て、灌漑いえ、感慨に耽りました。
本日は、またまた長~いと文句が出そうですが、、、2話構成です。
第1話は、市川海老蔵と宮部久蔵から、感じ取ったものは?
第2話は、我が尊崇するバックミンスターフラーの慧眼に瞠目し刮目する!!です。
第1話
昨日、海老蔵密着5年のドキュメンタリーを録画で観ていて、。。。。
伝統と歴史を背負う家系に生まれたものの宿命とは、逃げることが出来ず、自由な表現は、伝承された歌舞伎の枠組の中でしか出来ない。一子相伝の厳しさと悲哀と誇りの中で、自らの子孫へ世間の人々へ伝えなければならぬという使命感が、短命な家系である市川家に生まれた海老蔵にとって、歌舞伎の18番の全ての演目を復活させる為に、明日死ぬかもしれない命を思い、生き急ぐように走り抜けようと獅子奮迅しているこの若者の姿にある種の感動を覚えた。
と同時に、、ふと、、、
正月に滂沱の涙で、目が霞み、充血し腫れ上がった瞼で観続けたあの「永遠の0」の宮部久蔵の生き様を勝手に重ね合わせて感慨に耽る自分がいたのだ。
この二人を見ていて、自分という人間はどうであるべきか?
その道のプロとして最後の瞬間まで生き、そして死んでいけるのか?と。。
平々凡々と、残りの60年強(因みにイカメンは限界の120歳まで生きるつもり。。。)近い人生を生き、ただ老いさらばえて行くつもりなどさらさらないが。。。
様々な形での表現活動が許された自由な境遇にある今の自分が、今年来年、そして将来何をやって行くのか?やり続けるのかと深く考えさせられた次第である。
追伸:「永遠の0」のエンディングテーマ「蛍」の歌詞を眺めていて、ぜひ1月8日の四谷LOTUSでの新年会ライブで、歌ってみたいと思った次第である。。。お暇な方は是非に。。。
http://www.youtube.com/watch?v=qlrqRNTvRFM
第2話
タイトルコールは、そのまんまですが・・・ともかくも、あまりにも広くて深い宇宙船地球号の詳細解説書であり、竹村真一や坂本龍一さんが、賞賛していたのが良く分かった次第。これから、イカメンの精神的主柱になる本となった訳ですね。
RBF、自らをモルモットBと呼んだバッキーのこの著書の最後に書かれていた言葉を紹介すれば、その慧眼の素晴らしさが、お分かりになるでしょうし、イカメンが一人バッキーブームを続けている理由も自明の理となることでしょう。少し長いですが、引用しますね。
『「生命」それ自体は、完全にメタフィジカルな存在。完全無欠性が織りなす一つのパターンである。しかも、決してフィジカルな分子や肉片や血球ではない。すべて非生物である原子の単なる複合体にすぎない。純粋な原理のなかでのみ存在する非生物の「原子」の特異なふるまいがもたらす完全な複合体として、純粋原理の中だけに現れるわれわれのそれぞれが特異なパターンを持つ完全無欠な存在である。』
そして、
『人類は本来、地球生態圏の熱帯諸島の範囲内でのみ、裸のままで行動するようデザインされていた。』
では、そんな無毛のサルが、どうやって人間になったのかと言うと
『我々のメタフィジカルなマインドは、原理のみならず因果関係を支配する多くの原理を徐々に発見していく能力が与えられていた』
それは
『抽象的でメタフィジカルな存在、メタフィジカルな情報収集とフィジカルな行動を支配する原理を発見するためのメタフィジカルな装置類も与えられていた』という訳で・・・・
『メタフィジカルで重さのない人間のマインドは、。・・局所的宇宙の情報に無意識的に心を奪われさらに全宇宙的に有効な原理を少しずつ拾い集め、やがてその原理を用いて永遠に再生する宇宙の局所的完全無欠性であり』
『それを我々は人類も宇宙の企てに包含される理性と仮定してきた。包括的な責任によって維持する中で、局所的宇宙の問題を解決していこうとしているということにわれわれは気づく』のだと言い、環境問題といういい方には、自分というものが含まれていない事に問題があると喝破している。
『自然≪すなわち永遠に再生するシナリオ宇宙の知性的な完全無欠のデザイナー≫は、重さを持たないマインドの為に、探査と開発に際してフィジカルな装置として役に立つように人間の有機的組織をデザインした。』とも言っている。
そして、ここからが凄いのだが、1895年に生を受け、1983年に亡くなる迄・・・数々の発見と功績を成し、アメリカを始めとする60近くの大学から名誉博士号を授与されたり教授に就任し、中国やロシアやブラジル政府からも招聘され、デザインサイエンス革命について、講演や指導を行い、フォーチュン誌の理論的指導者でもあり、アメリカのみならず国連の要職にも就き活躍したばかりか、「成長の限界」理論を展開していたあのローマクラブでさえ、フラー理論の影響を受け、マルサスの理論を撤回せざるを得なくなるほどの、、、、
一体全体どう例えれば良いのかすら分からないほどの知の巨人どころではなく、実用科学者、デザインサイエンス革命の提唱者であり、実践者であって、皆さんも知るドーム構造や球体上の建築物を発明したジオデシックドームや、地球を正20面体で分解し、ほとんどひずみのない地図製作投影法であるダイマクションマップを生み出し、ハイブリッドカーの原型となるダイマクションカーを今から90年前に製作発表し、彼の提唱する「宇宙船地球号」という考え方や、ニューデリーやボンベイ等の国際空港の設計をし、あの富士山頂にあったドームもフラーが設計した....
世界の建築学会で、数々の賞に輝き「生命の巨匠建築家」に任命され、「浮遊防波堤」「テンセングリティドーム」で特許を取得してもいる。
彼が50年前に提唱し、始めた「ワールドゲーム」は、継続的な科学的研究と物理的なプロトタイプの開発であり、宇宙船地球号の乗客全員が絶えず増大していく利益を平等に得る為、①世界中のあらゆる資源②蓄積されたあらゆる知識③既に生産され宇宙船地球号に備え付けられたあらゆる技術設備、の全てをもっとも効果的かつ迅速に使う方法を次々と発見することに貢献することで、、、世界で最強の統治権をもつ各国の陸海空軍の権力組織の参謀たちが演ずるワールド・ウオー・ゲームへのアンチテーゼであり・・
であるがゆえに、利権の頂点にいる人たちからは、誠に煙たい存在とされているのかもしれない・・・
それにしても、だ。こんなに凄い現代のレオナルドダヴィンチとすら称されている人物のことを1983年に88歳で亡くなった時でさえ、日本では、全く話題にもされた記憶がないのは、一体どういうことだ?ただ、イカメンが無知であっただけなのか?誠に不思議なんである。
日本のマスメディアは、いつになったら、報道すべきものの区別が出来るようになるのだろうか?
但し、このバックミンスターフラーに対して、1960年代初頭に、フラーの「浮かぶ四面体の都市構想」を東京湾にデザインするよう依頼したり、1966年には高さ3700mの観測用タワーの実現可能性をデザイン面から研究調査する契約をしたのが、あの、原子力発電をアメリカと共謀して導入した張本人正力松太郎だったのは、まあ皮肉な話ではあるが・・・
イカメンとしては、狂信者と言われようが、物凄い刺激を受ける人財に違いないと確信する次第である。
最後に、これもバッキーの言葉に、福島原発、チェルノブイリ、スリーマイルでの事故の結論を預言するものが、数十年前に明らかにされているので、紹介しておこう。
『星のそれぞれが、原子力エネルギープラントである。・・・』
『惑星地球上の原子力エネルギーの開発者たちは、その源泉である太陽に向けてロケットで送り返すよりほかに、放射性廃棄物の問題は解決できないことをやがて悟るだろう。』
『その時人類は、日々有り余るほどに受けて取っている太陽の原子力エネルギーを適切に利用する上で、人類のすべてとエコロジカルに維持していくシステムを効果的に活動させ続ける方法を学ばなくてはならなくなるだろう。』
そして、こう「クリティカルパス」を結んでいる。
『こうした事柄に関して宇宙にとって容認可能で、しかも人類にとって効果的な決定は、』
not『政治的・軍事的・神秘的指導者たちや、また強制や群集心理』がする。
BUT『自立した思考と適切な知識を持つ個人・英知によってのみ』するのであり、
『彼らは局所的宇宙の問題解決者として宇宙のなかに存続する資格を与えられている。その英知は、真理への愛と地球人類の生存を願っていると思われる』
『神の英知、完全無欠性、そして愛に対する完全な信頼への個々の自発的な自己投企の内にある。』
今日はこの辺が限界ですか・・ね。
では、また!