2013年3月24日日曜日

イカメン、「こんなにも 取り戻すのが 脆いとは ついぞ今まで 気付かざりしか?」

おはようございます!実に6日ぶりの日常復帰です。今朝は午前4時04分の起床。因みに火曜日午前3時半に目覚めるも6時30分、水曜日6時30分、木曜日4時29分、金曜日5時45分、土曜日6時22分でした。全て就寝が午後9時前でしたから、相当な睡眠量でした。

それは?何故か?

ナントカは風邪ひかんと言いますが、、、、

何年間かの疲労の塊と大量花粉による合併症みたいなものが、イカメンを急襲したからです。

そうはいっても、伊達に、普段から鍛えているせいか、必死で肉体が彼らと戦いを繰り広げてしまったので、。。。。しんどいんだけども、床に伏すほどでもなく、奇妙なバランスで持ち応えてしまい・・・・豊かで華やかな8日間のロングバケーションの筈が・・・・20日から4日間は、悶々としつつ、ひたすら耽読する日々を過ごしました。

お蔭で、図書館本7冊を無事4週間で完読する事が出来ました。中でも、「バックミンスター・フラーの世界~21世紀エコロジー・デザインへの先駆」は、圧巻で、イカメンの読書人生の中でも、一二を競うほどの名著で、深く感銘を受けました。現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ的天才と呼ばれたバックミンスター・フラー(通称バッキー)に、一目惚れならぬ、一読惚れをしてしまったのです。

そんな時は、迷わず読むのを停止しまして、アマゾンで注文するのがイカメンの習わしなのでして、・・・・・早速、探してみましたら・・・・あれれ?ヒットはすれども、発送不可。3800円の2001年発刊本が、中古市場では、6800円から2万2千円の値段がついて売っているのです。しかたなく、今度は、最近会員になった丸善のhontoサイトに行ってみましたが。。。やはり、販売されてません。

どうやら、稀少本なのか、手に入りそうにありません。そこで、一計を・・・・必要な部分は頭と目に焼きつけて、思索ノートにまとめ、図や写真部分だけ自炊しようと・・・・・これ以上は差し控えます・・・講じました。そして、彼のそれ以外の著作三冊をアマゾンの中古で安くなってるのを見繕って、都合7800円也で注文しました。

その1冊が「クリティカル・パス~宇宙船地球号のデザインサイエンス革命~」定価6500円を5800円でゲットして、昨日到着しました。

元はと言えば、ここでご紹介した竹村真一×坂本龍一対談集で、バッキーの命名した「宇宙船地球号」の話が出てきたことがきっかけでした。

おまけに今回、ネットで注文しようと検索していたら、我が尊師松岡正剛の千夜千冊にも、ちゃんと紹介されていて、何と松岡氏は、バッキーに実際に会って話を聞いていたことを知った。そして、その時、溢れんばかりの知性とアイデアに驚嘆したと書いているのだ。博覧強記の松岡氏の舌を巻かせたバッキーは当時既に80歳を超えていた。

バッキーは、1895年生まれで、イカメンが社会人となった1983年に没しっている。奇しくも、東京ディズニーランドが出来て、日本に初めてミッキーがやってきたのも1983年。因みに、マルチタレントのベッキーは翌年1984年に生まれている。まあ、どうでもいい事だけど・・・・・

彼が自称し、その後、愛称になった”バッキー”と知った時から、秘かにベッキーに繋げようと考えていた「せこい」イカメンなのだ。まあ、その~三段落ちに持って行きたかった所へ、偶然の一致が1Q81ならぬ1983年と言うイカメンにとっても、思いで深い年代で、符合したに過ぎないが・・・・セレンディピティだ!イカメン⇒バッキー⇒ミッキー⇒ベッキーだから、4段落ち。。お笑いの神様ガネーシャも参ったしてることだろう???

まあ、ただでさえつまらんこのブログを、これ以上くだらなくするのは辞めにしまして。。。。ここからはちょっと真面目に・・・・

本来なら、ここに20日のBUNGA春うららLIVE出演の凱旋記を書いていて、本日24日にケジャさんや神田苑さんに誘われた六本木でのビッグイベントに、出かけます。・・と書いてた筈でしたが、、、、バケーションの前半4日を脆くも、大人しく過ごしてしまった訳でして。。。。

漸く今朝、体調もほぼ回復しまして、徐々にエンジン始動をするので。。。。今朝一番は、イカメン一族で、二宮君主演の「プラチナデータ」を観に行くんです。GROUSEが、東野圭吾に嵌っているので・・・最近は灘高のキムタツの英語の方らしいけど・・・

そして、出来れば花見をすこ~しして。。。。。

明日は、我がIB高のクラスメイトというだけで、イカメンが、もう何十年来の友人づらして、ご当人には誠に迷惑千万かも知れぬが・・・しげのゆうこさんの日本ジャズ優秀歌唱賞記念ライブに、渋谷のセルリアンタワー東急ホテル2階にある「JZ Brat SOUND OF TOKYO」に、招待されたので、出かけて来るのである。これは、まだ来週の水曜日まで休暇が続くので、その感動をここにご紹介する予定であります。

明後日は、家族でもしかしたら散り初めの花見に出かけるのである。


さて、最後にいかにバックミンスター・フラーが、偉大でその考え方が、素晴らしいかを紹介したい。バシャールを読んだ時以来の不思議な体感というか、バッキーこそが、宇宙から来た地球人の伝道師であると思った次第である。我慢強い人、少しこれまでのイカメンの振りにご興味のある方だけ、お読み頂きたい。ベッキーは、いやバッキーは、日本に対しても興味を持ってくれていたんである。


「日本は我々を地球市民として成功させるための解決法を探求し、指導力を発揮する特別な機会を得るであろう。」と思い描いていた。
イカメンが出来たら、それこそ最高である。

○「『宇宙における人間の役割』に目覚め、生存上の諸問題を解決しようとする多くの個人に溢れる知恵と手段を希望あるメッセージに託した。」

世界の資源をすべての人類のために利用するテクノロジーこそが、貧困と飢餓そして戦争を排除出来ると分かっていた。・・・・政治では、決して成し遂げられない。資源を最大限有効利用するエネルギー効率の良いデザインだけが、世界のすべての機能を、歴史上はじめて効果的に統合する事ができる。」このシナリオ実現の為、彼が32歳の今から86年前の1927年に概念化して着手したのが、正にデザイン・サイエンス革命である。

宇宙船地球号のデザイン・サイエンス革命のことをまとめたのが、今回イカメンが購入した「クリティカル・パス」である。


○自らをモルモットBと名付け行った「実験」とは?

「・・体格も経験も能力も・・人並みで、養わなければならない妻と生まれたばかりの子供がいる健康な男が、資本やこれといった財産・貯金・冨・信用もなく、学位もない状態から始めて。宇宙船地球号に乗船しているすべての人から不本意な束縛を取り除き、同時に誰もがみんな納得のいく生き方が出来るようにしながら、全人類の生活の物質的保護と支えを永続的に向上させるために、国や大企業には出来ないことで、一体何が効果的に行えるのかを見極めるために計画したもの」
と定義し・・

こんなにでかいスケールで、物事を考えること自体、既に人並みでは、ないとも思えるが、感動的ですらある。権力の座に安住する現代の覇権主義者達に、是非とも学んでもらいたいと思うイカメンである。


○「人間が他の動物と同様に成功を納めるようにデザインされているとすれば、自然にはすべての人間が健康的な生活をするのに必要なものが十分に用意されているはずである。豊かに暮らす人々なら、争いごとや破壊活動には、殆ど関心を示さないだろう。

フラーは、確かな情報と効率の優れたデザインこそが、地球の資源の全体を明らかにし、それを公平に分配し、すべての人間によりよい暮らしをもたらすことが出来ると判断した。基本となる情報の収集「1907年以降克明に記録・収集されたクロノファイル」と、それを応用する実践活動が「モルモットB」の使命であった。

彼は、こんな素晴らしい考え方をしていた。決して、単純な共産主義社会を想定していた訳ではない。彼が嫌ったのは、事実を主観で説明する次のような言説だった。『風が吹く』『日が登り、日が沈む。』
 何故なら、風は吸い込まれる現象だから。つまりは、遠くにある低気圧領域が、より密度の高い空気を引き寄せる吸引力・張力が作用している。北西からの風というのは、実際には南東からの吸引である。そして、宇宙には内と外しかなく、上や下はないのだと。

 しかも、彼は、自律型居住システム、テンショナル・インテグリティ、ワールド・ゲーム、自己冷却ドームなど数々の実践的研究成果を残した。そして、所謂、西欧文化と眞逆の東洋的な哲学思想を持っていた。100年近く経ち、彼の特許は殆どが切れているが、我々が普通に使っているものが、バッキーの実践的実験から生まれて来たことを、知るべきなのだ。



○「『自然』とは、征服するべきものでも、対立すべきものでもなく、無数の原理を応用した一つの統合『モデル』とみなすべきで、自然は常に最も効率的かつ経済的な方法で成り立っている。

人間は、自然がデザインを決定する方法を学ぶ必要がある。人間には、頻繁に無知から行動する矛盾があるにせよ、宇宙を支配している原理群には例外がない。これまで発見された原理について驚くべきことのひとつは、それらが互いに矛盾しないこと。宇宙は調和したシステムとして機能している。

彼は、アイザックニュートンの哲学的前提(絶対時間と絶対運動からなる「絶対空間」があるという標準)に失望した。そして、アインシュタインを尊敬し交流していた。



○「宇宙は、絶え間なく変化するシナリオであり、『原理』として、また局所的な『特別な場合』として、捉える以外の不可知な存在。『真実とは常に近似である。』『真実とは傾向である。』が、彼の哲学的前提となっていて、全宇宙は常に『思考による対象化』の可能性をある程度拒んでいる。宇宙とはシナリオ、つまり変容する過程である為、目的よりも『過程』と『方向』が重要である。」

「そんな中で、彼が言う地球でさえ静止しておらず、人は地球と共に、時速1600kmで回転しつつ、太陽の周囲を時速96600kmで動いている。」と言われると、生物でなくても、地球上の量子レベルに、回転運動が存在することや、遠心力、慣性による力が、人の中に絶えず存在していて、何一つ運動していないものは、ないんだと、だから、そのエネルギーを抽出して、自在に扱うようになれば、資源を巡る争いなど世界中からなくなる道理だと、素直に思える。その上に、莫大なエネルギーを地球外から、注ぎこむ太陽エネルギーが加われば、エネルギーにお金を払うということすら、意味のないことになるんだと、大いに納得する次第である。



○バッキーの考え方で、もっと凄いのは、

「地球上の厳しい環境に適応して来ただけで、進化する上で、『人種』という間違った概念を生じさせたが、今再び統合へと向かっている。」と喝破していることだろう。

彼に言わせれば、人種差別なんて、環境適応の結果に過ぎない、所詮同じ人類という哺乳類の共通種だと。それが、優劣を見つけて蔑みあっている事の、馬鹿馬鹿しさを適確に指摘してしまっていて、いずれ同化する方向へと向かっているんだと教えてくれている訳だ。


○彼が望んでいたのは、

「デザイン・サイエンスによって、政治システムそのものが時代遅れになること」であった。

そして、

「自然には全体性があり、「専門分野」は存在しない。確立された境界線を越えて、可能性に賭ける冒険心に溢れる者が、勝利を収める事は滅多にない。」と嘆くのである。

これを知り、ますますリベラルアーツの重要性、理系文系の交差点に立ち、学問分野を横断的に理解し得るその先に、デザイン・サイエンス革命というものがあると確信して、イカメンもそんな旗持ちの一人になりたいと強く念じ実践しながら、昨日手にした「クリティカル・パス」を味読・耽読してみようと思った次第である。



そろそろ、自分のDNAのプラチナデータを探しに、映画館へ行って参ります。

またまた、少しトンデモ系?・・・・では、ないと思うけど、ご賛同頂けますかね?

では、また!

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