2012年1月29日日曜日

イカメン、「読み終えて 今更ながら 凄いなと ジョブズが生きた リンゴの軌跡!」

おはようござ、にちわ!もうすぐ正午です。

今朝の起床は午前4時51分。体操はさぼり、日誌も書いてませんが・・12.9kmのジョグを終えて、体調は絶好調のキヨシ(中畑)です!耳元では、シャッフルで流れる岸田智史「つづれおり」の後、The Cars「Drive」というバラードが流れて、・・・・支離滅裂だけど、心地よいです。



さて、まずはタイトルコールから、かたしていきましょうかね。

ようやく、やっとこさで、「スティーブジョブズⅡ」を読了したのです。Ⅰでは、現実歪曲フィールドなるもので、突っ走るトンデモ親父と言った内容を知り、このブログに紹介したら、友人O君の読む気を無くさせてしまった訳ですが・・・Ⅱは、やはりここまで読まんと、駄目なんだと得心する内容でありました。

総花的に内容を紹介するなら、統合ネットワークの商品群の生い立ち、ピクサーでの功績と確執、長く生き残る企業を作る方法など、・・・・・・・そして、ジョブズの正直な生きざま、彼の癌治療に組まれた医療体制、死を明確に意識した時の身の処し方や彼が作った製品の数々も、その背景にあるのは、「禅の心」だったといったところでしょうかね・・・

まあ、それにしても創造的な会社を作ろうとしたことは、間違いなくて、息の長い会社を作りたいという情熱を、彼は若い頃シリコンバレーから、ヒューレッドパッカードで学生アルバイトをしていたときに教わったそうです。そんな彼のコメントをいくつか挙げてみましょうかね。

「きちんと経営された会社は、個人とは比べものにならないほど、イノベーションを生み出せると学んだ。」

「何をしないと決めるのは、何をするのかを決めるのと同じくらい大事だ。会社も製品もそうだ。」と、これがジョブズの集中原理であり、A.消費者B.プロに向けた1.デスクトップ2.ポータブルの4分野の中で凄い商品を作ることが仕事で、後は切り捨てた。

そして、そこからA-1「iMac」,A-2「iBook」B-1「パワーマックG3」B-2「パワーブックG3」が生まれた。

創業したアップルコンピュータから追い出され、復帰した暫定CEOとして打ち出した彼の基本方針は、「目標は金儲けではなく、凄い商品を作ること」だった。

デザイン原理は、製品の本質を反映していなければならない。デザインとは、人工物の基礎となる魂のようなもの~人工物は、連続的に取り囲む外見と言う形で自己表現するものと定義した。

そこから、有名なアップル初のパンフレットの言葉「洗練を突き詰めると簡潔に成る」が生まれ、「複雑さを整理し、秩序をもたらせば人を尊重する製品に出来る。本当にシンプルなものを作るためには、本当に深いところまで掘り下げなければならない。製品の本質を深く理解しなければ、不可欠ではない部分を削ることは出来ない。とジョブズは言うのだ。

彼は、「印象」の重要性を「人は”表紙で書籍を評価する”」と言うマイク・マークラから学んだ。
「素材にこだわり」、パッケージにこだわり、そうして「顧客体験もコントロールしたい」と考えた。


リベラルアーツとテクノロジーの交差点に立ち、人間性と技術の交差点に存在し続けるアップルの企業イメージを大切にした。

ハードウェアも、ソフトウェアも、コンテンツ・アプリケーションも、マーケティングも、さらには、ポータブル機器も、コンピュータも、ウィジェット全体を統合してコントロールすることで、ユーザー体験の全てに責任を追うことをアップルの使命としていた。

彼は製品には、オン・オフのスイッチをつけないことを徹底した。

確かに、イカメンもiPodを初めて手にした時、どこにスイッチがあるのかと随分探しあぐねたものである。

このことに関する答えが、死に直面した時のコメントにあった。

来世があると信じたい気持ちが強くなって、何かが残ると考えたい。もしかすれば、自分の意識が存続するのかもしれないと・・・オン・オフのスイッチをパチン!その瞬間にさっと消えてしまう。だからかもしれない。アップルの製品にオンオフのスイッチをつけたくないと思ったのは・・・」

彼には、仏教の輪廻に対する興味もあったことから、頷ける話だと感じる。



ジョブズは、問題自体やアプローチをまったく違う視点から見て、問題を解決してしまう。単に頭が良いのではなく、天才であり、彼の想像力は予想も出来ない形で直感的にジャンプすると言う。

集中力もシンプルさに対する愛も「禅によるものだ」と、禅を通じてジョブズは、直観力を研ぎ澄まし、注意をそらす存在や不要なものを意識から追い出す方法を学び、ミニマリズムに基づく美的感覚を身につけた。
一方で、禅的な穏やかさや心の平穏は体得できず、心と口のあいだの調整器が働かず凶暴な感情やとげとげした衝動を残酷なほど正直に吐き出した。

だから、他人を傷つける言葉を抑えるフィルターがジョブズにはない。

彼はこう言った「僕はそういう人間なんだ。違う人間になれと言われても無理だよ。」と。

彼は死の間際に、教えを乞いに来た憎むべきグーグルラリー・ペイジに対して、偉大な会社の血統やその伝統を守る方法を次の世代に伝える手助けがしたいと応じた。同じ事をマークザッカーバーグに対しても話したいと言っていた。

得てして、偶像崇拝のように、偉大な功績を残した人物の話は美化されて伝えられる。それが伝記というものだが、ジョブズはこう語っている。

このプロジェクトは、ものすごく怖かった。・・・・でも、僕の子供達に事実を知って欲しかった死ねば、いろんなことを書かれるが、ちゃんと知る人がいないと間違いばかりになってしまう。だから、自分の言葉を誰かに聞いて欲しいと思った。」

ジョブズは、この伝記の完成版を見ないし、内容には決して口を挟まないという約束であった。

「君の(書く)本には、僕が気に入らないことが、たくさん書かれる筈だ。」
その言葉に、著者が頷いた。
「(良かった)それなら、社内で作った社長礼賛本みたいになる心配はないな。」


このくだりを読んだときに、ジョブズは死に際も、自分を隠すことなく、ありのままを貫こうとしていたことに、やはり、凄い人物だったとイカメンは思う次第である。

と、いうことで、またもや、なが~いジョブズⅡのご紹介を致しましたとさ。


本日は、特段予定もなく、綾辻君の「奇面館の殺人」とGROUSEの部屋から持ち出したマイケルサンデルの「白熱教室」やなんかを見つつ、少しバンドの唄のお稽古でもやって過ごそうかと思っとります。

え~っと、朝のポッドキャストでは、別所哲也の番組で知った(株)コラボラボ代表横田響子さんの女性社長ドットネットの話に、注目だ!彼女の著作「女性社長が日本を救う!」中心のインタビュー。

日本の女性社長は、7万人強。対して男性社長は、150万人。上場企業の女性役員は、たった50人だけ。アメリカでは、社長の3人に1人が女性なのからすれば、まだまだのようです。

横田さんが定義する「競争から共創」の時代へ、昼ブレンド型企業(授乳服メーカーの販売員が、乳飲み子を抱いた母親というモーハウスという企業)夜ブレンド型企業(接待は週1回自宅で行う)などなど、女性ならではのライフスタイルに合わせた働き方を支援するのが、彼女の役回りだとか・・・・・・

元気な彼女は、4歳までオーストラリアにいて、多様な人種の存在に気づかされたと言う。幼稚園で、先生がトイレの順番を「今日は、目の黒い子から・・今日は、金髪の子から・・・」とやってたのに何の違和感もなかったと・・・日本に来たらみんな同じだったので、ちょっと吃驚したとか。

小学生の時に、目覚めた「私、パン粉になりたい。」?って、つまりは、いろんな人たちのつなぎ役、混ぜ合わせて新しいものを作るそんなパン粉みたいに・・・別所が、「Best アレンジャーになろう!」だとフォローしたが・・・とにかくパワフルな彼女は、リクルート出身と言う。

つくづく、起業家にリクルート出身者が多いなあ・・・・と、江副さんは、もしかせずとも、やはり凄いビジネスモデルの会社を作ったんだと感心するイカメンなのである。

まあ、今日もこんなところで、お開きとしましょうかね・・・・

では、また!





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