2011年2月4日金曜日

イカメン、桜井章一の哲学に感銘する!

今日は、一話完結だ!桜井章一氏「見えない道の歩き方」を読んで感銘を受け、抜粋そして一部脚色版を公開しよう!

○昭和30年代裏プロの世界で勝負しとして頭角を現し以来20年間「代打ち」として無配伝説を作った雀鬼こと桜井氏の生き方・信念を表した本。

彼が意外にも自然というものを崇拝して、それが彼の行動規範となっていると分かる。タイトルの意味するところは、こうだ!

人生の道は、世間の価値観で計らず自分の価値観で歩め、目に見えている道ばかり歩こうとするから迷う。人類は道なき道を切り開いてきたが、それは太陽や月など自然から学び本能に従って歩いてきた。彼らにとり見えない世界こそが現実だった。そのDNAを呼び起こすため、自分の感覚を研ぎ澄まし、自然に学び、強い心を持って生きろと説く。

○そして、いくつかの珠玉の言葉をしたためているのだ。彼の逆説的な物事の考え方に感じるところあり、中でも秀逸なのは、「今ここに生きていることは大変な「才能」である。生命は連続性とそこから広がる循環で成立する。つまり、細胞も日々生まれて死んで循環している。人間の体はそのサイクルを保っている一秒一秒連続して生きている。連続して生きていること自体が才能だから、命を循環させていくにはどうすればいいかを考えて行動すること。それが「生きる」才能に他ならない。」

その他を紹介しよう!
360度回転している軸を持て=コマのように360度回って全体像を把握していれば軸はぶれない。一度自分を否定してみることで新しい展開が生まれることもある。常に裏も表も見えている。自分自身もどっちを見せてもいいといった考え方になれ!
熱血漢は危なっかしい=弱さの裏返しであり脆さで、自分を演出しその像にすがっているだけ、物事の適温を知るバランス感覚を磨け!
悩み迷ったらサイコロで決める=一人で悶々と悩んだところで絶対にいい答えは出ない、悩みぬくと「病」から「狂」になるから早く手放すため、たいがい50と50のせめぎ合いならサイコロを振って選択するのと大差なし、それで悩みが過去のものとなり、新しい未来の目が現れる。
プライドは自分を殺す=根拠のない万能感を募らせた『自意識』を強化し膨らませることをプライドと取り違えるな!自分の存在の根っこと考えるのでプライドを傷つけられると『命』と交換にプライドを保とうとする。それが自殺。物事には適温がある。『プライドが傷ついたり、親が失望したりしたかもしれないけど、それでいいんだ』そんな屁にもならぬプライドは持ち合わせぬことである。
立ち止まってはいけない。いま動いているかどうか意識する=不安や恐怖で立ち止まるのは、過去に囚われているから。動いていけば今は「特別に濃い」ものも自然と「薄まって」いく。単純に人は『動かないとつまらない』もの動いている方が楽しいに決まっている。終始楽しそうにしている打算がない子供の無駄に見える動きの中にハッとする輝きがある。ゆるゆると走ることが必要なときもある。人は生きている間にするべき使命も果たさなければいけない義務もあり、やることがたくさんある。いま自分は動いているか止まっているか、ひとつひとつの自分の動きを確認せよ!

『忘れ上手』は生き方上手=忘れていかないと新しいことは入ってこない。恨み辛みや良くない感情を持ち続けることになり、病となる。同じことがあっても、受取る人により意味合いは変わるもの。変化を楽しみ、常に何事にも「たいしたことはない」という気持ちを持て!人間関係において「まさかの事態」は当然なのだから。
「焼け石」に水をかけ続けるのが『教え』である=「乾く」ほうが本当の『焼け石』だと、だからこそ水をかけ続ける意味があるのだと。水をかけられた瞬間『気持ちいいな』とどんな子でもなる筈でそれが大切なのだ!
時間の目盛りを変える=楽しいときと苦しいときの1分は全く違う長さ。だから時間をどう捉えるかで人生は大きく変わる。自分の中で時間の目盛りを変えてみて、30秒しかないと必死でやれば、30秒の余裕が生まれ、心の余裕に繋がる。だから、動作は素早く、気持ちの中ではゆったりとしている!良く言われる唯一誰にも平等、公平なのは『時間』だと、しかし1秒1秒は決して同質の単位ではない。つまり、時間の流れは平等だが、それをどう捉えるかでどう使うかで、意味合いが大きく変わってくる。だから、時間の目盛りは、自分で日々変更し、作っていけばいい!! 



○さらに、その他の珠玉の言葉連集⇒
1.駄目な人からも学ぶ
2.『目標』は前に置かない。横や後ろに置け
3.自分の中にある「正否」の価値観を疑ってみる。
4.壁は乗り越えないで、その上に乗って歩いてみる。
5.あえて真逆の方向に行ってみる。人に騙される人は、自分にも騙されている。
6.苦労を勲章にすると、救われない=あまり「苦労した」ことをしつこく言う人は下品な感じがするのは、その人の後ろに代償を求める気持ちが見え隠れするから。「『私の努力を』『私の存在を』認めてくれ」と声を張り上げているようなもの。
7.些細なことでも、『間違う』ときはバイオリズムが低下している
8.高すぎるハードルで挫折したと思うのは図々しい
9.精神状態が良ければ、無意識が開く
10.『もう一人の自分』を頭上に置く。

11.「見て見ぬ振り」「やった振り」をしていると、空虚な人になる。
12.自分の中の悪を認め、バランスをとる。
13.精神に比重を置き過ぎると、体が動かなくなる。
14.親が子供「育てる」と間違いが始まる。⇒子は「育つ」
15.エネルギーは出せば出すほど湧き上がる!
16.「現場感覚」をいつも持っていると、現実はずれない
17.人間はみな同じではない。違いを認め 生かしてこそ学びがある!
18.能力の差を見比べても 意味がない
19.立ち止まっている人に 強さを押し付けない。
20.始まりがあって終わりがあるのではなく、 終わりがあって始まりがある。

以上誠に滋味アル哲学的書物である!

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