2011年2月21日月曜日

イカメン、2010年の日記を振り返る(その12の最後2009年総括の部)

手前味噌という言葉があるが、2009年の総括を簡単にまとめようとしたら、とんでもなく内容が濃いので、そのまま転記したいと考えた。だから、最後にするつもりだったけど、、、こんなみっともない事になった。もし読んでいる人がいたらごめんね~ゴメンね!(あっ!栃木弁でお願い!)
だから、2010年の総括の部もあるのだよ。
でも、オーバーウェイトなんで、今からランニングに出かけるので、本文は今晩書くことにしますので、暫しお待ちあれ!!

○只今、2010年1月1日午前7時半である。『プルーストとイカ』を09年2月に読んでいたが、ずーっとその後、タイトルを見ても何が面白い本だったのか?タイトルの意味するところは何だったのか?すっかり忘れていた。そう!それは、まさに文字としてノートに記してしまった事で、記憶の限界から解放されてしまっていたのだった。


 そもそも、ディス・レクシア(読字障害)が右脳を発達させて、左脳の機能を補うように左右対称脳になり、「パターンを読み解く能力」が、論理的思考さえ鮮明なイメージとして浮かんでくる人たちアインシュタイン、ガウディ、エジソン、ピカソ、ジョニーデップ、トム・クルーズ、そしてレオナルド・ダ・ヴィンチー》は、皆ディス・レクシアだった。


それが、脳の回路システムを別の方向に進化させた。「読字」が「脳の進化」を相互作用的にアウフヘーベンする事実は、捨てがたい話なのだ。

プルーストは、「読書」に一種の知的”聖域”を見出した。そしてイカはと言うと(イカメンではないよ?)、長い中枢軸索を持ち、それを研究することで、ニューロンがどの様に発火して情報を伝達しあうのかを解明する材料となっていたのだ。この接点の全くなさそうなプルーストとイカを繋いでいたのが、ディス・クレシアの研究だった訳である。⇒閑話休題。皆さん、そろそろお分かりだろうか?イカメンと言うバンド名が、潜在意識下に組み込まれ、生まれてきた種子なるものが何だったのか?イカとは、このディスクレシアを持つ人々の暗喩であり、天才、プロを意味するのだ。なあ~んてね!

・そういう訳で、2009年は『聴読』をテーマにしたいと考えた。 随分飛躍してるけれど・・・

いわゆるリテラシー(読解力)の形成・システムや、歴史的に推定されていた過程を、誰よりも早く見抜き、人に紹介したり、人前で話すことで、その人が講演や実業世界で、その他大勢の人たちに感心と感動を与えてしまうと言うのは、何度も歴史上繰返されて来たことである。10年遅れる日本にアメリカの流行を持込んで、一儲けした者達がいかに多いかお分かりであろう!

・改めて、この10年間に書き残した思索ノートを読み返してみれば、もしかしたらこの28冊になんなんとする読書や思索をまとめてきたものが、自分の脳の海馬の中で、発酵を待ち望んでいるのではないかと、思えるのだ。そして、世の中の書店に正に氾濫しているビジネス本やノウハウ本などは、実は取るに足らぬバッタモンであり、例えて言うなら、勝間本などは、単に大前研一の理論の骨格で十分カバーされ、旧態依然と化石化したMBAのビジネス理論を改めて万人受けする内容に書替えただけの軽薄本だとイカメンは結論づけるのである。

だからという訳ではないが、既に良質で選び抜かれた書物を読み書き記してきたこの思索ノートを今一度読み返しつつ、再構築し自分の経験をプラスアルファすれば、自分なりの正解が、それこそ歴史に残る名著や仕事に活かせるのではないかと沸々と込み上げて来る確信のようなものが見えてきたのだ。しばらくは、これ以上無駄に読書を拡げず考える・分析する・思考するのプロセスを究めていく事こそが、2010年という区切りの激動の時代を生き抜く自分の智恵になるのではないか。

例えば、ソクラテス(口承文化)→プラトン(文字文化)→アリストテレスへの流れが、養老孟の『バカの壁』では、共通了解(言語→論理→論理哲学)と強制了解(数学や自然科学の「実証」による)の考え方から、プラトンのイデア ”意識とは、共通性を徹底追及するもの”といった考え方とも何かしら繋がっていくのではないかと直感したのだ!これこそが、知の創発ではないか?

「人間は流転する。不変なものは情報。」と言う真理を19世紀のカフカが『変身』の中でテーマとして「変わらない人間と変わっていく情報」と言う実体とは逆に意識されるようになった現代社会の不条理に気付くと言う事。だから、知ることは、自分がガラッと変わる事である。etc・・・・


つまり、これら思索ノートの気づきの中に次に読むべき本が何であるかが見えてくる訳だ。またしても、論理の飛躍が激しいが・・・


・新しい小説への興味の展開も、2009年の特徴のひとつだ。『テンペスト』に始まり、海堂尊『イノセントゲリラの祝祭』『ジェネラルルージュの凱旋』など、感動で読む手が止まらない本の数々に出会えた1年であった。

・周囲の環境では、コストコやLaLaポートが出来た。美術館にも久々に足を運んだ。体重は一瞬だが75キロを伺った。尊敬するUさんが3月に亡くなり、伯母が9月に97歳で大往生した。12年来乗ったマークⅡを手放し、パールホワイトのオデッセイがやって来た。今年1年では60冊強の文庫本を読了した。それから、最後のトピックは、民主党への政権交代、不況の嵐が吹きまくり、石川遼が史上最年少で賞金王となり、下呂温泉旅行・長瀞の紅葉狩り、ADSLから光回線への切替を行った。

2010年も幸多き年となると確信する次第である。

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