2011年5月19日木曜日

イカメン、不思議の朝!?(工事完了!)

おはやおうございます!今朝は、順調午前3時33分に目覚めて、3時42分起床・ヨガマットまで移動して腰防体操18腹筋器具10セットで汗だくになる中、ポッドキャストで不思議なおじさんの話を聴きました。

「ラジオの街で逢いましょう」に登場した武術家甲野善紀氏の話です。
テーマは『からだという自然に、”今ここ”を生きる』

彼は牧畜を目指すが、動物をモノとしか扱わない事にショックを感じ、命を考えたいと人の生き方についての思索を繰り返し、宗教に辿り着き、あらゆる宗教を研究した。

そこで、人間の運命について、預言があるのにもかかわらず、個人の努力を説いているところに根本的な矛盾を感じ、完全に決まっている事と自由である事の全く相反するものが同時存在するのだと21歳の時に確信した。思想としては確信したが、体感はまだまだなので、これを生涯を通して得たいと、そうすれば世界がどんな危機的状況になろうとも、根本的な問題に自覚があれば、驚かずに対応出きると考えた。その為にはからだを通してやらねばならない。いつも危機的状況にどうするかという所に身をおくにはどうすればいいかと考えた時に、武道関係がいいだろうと22歳の時に合気道の世界に入った。

激しい稽古の中で、『ただ数をこなしても絶対駄目だ』と周りを見回してみても、それほど本当に使える人がいるのかと疑問を感じた時に、『やり方が間違っているのだ。見つかってないのだ。』と自分で探求するしかないと松聲館を立ち上げた。そこでは、今までの常識とされていたからだの使い方を根本的に変えるものが見出されていった。その後、この武道の身体運用が、あの桑田投手などのスポーツの世界や介護の世界にも活かされるようにもなったと言う。

でも、このからだの動かし方の応用範囲はこれだけではない音楽の世界で音楽家・演奏家にも広がっているというのだ。ヴァイオリンやビオラの弓を持つ右手の親指は、最後の最後に親指をかけるようにすると音が全然違ってくるのだと言う。『親指とは哀しい指で、様々な場面に使われていて酷使されている。親指は肩の三角筋辺りと凄く関係があり、親指を下手に使うとそこに変な緊張が生まれて、演奏の間中実は演奏の足を引っ張っている。なのに演奏家達はその事に全く気づいていない。つまり、天才的な人というのは、この親指の感覚を無意識のうちに持っていて、何となく実行しているのであって、普通の人たちと外見上は区別がつかないところで、からだの使い方に根本的な違いがある』のだそうだ。
凄い、このオッサン(失礼!)敬礼!

手の向きが違うだけで、わずかの手首の角度の違いだけで、女性に大の男がいともたやすくひっくり返されるのも、そう言う事らしい。

なるほど、スポーツの世界では、『正確に一定の動きが反射的に出きる脳の働きを持っていること』が一流人だと単純なイカメンは思っていた。しかし、本能的にか、いわゆる1万回を超える練習で得られる類の話(ウッズ・イチローetc)は、実はからだの微妙な「正しく、自然な」使い方を体得していると言う事なのだ!と得心した。すなわち、闇雲にやっても全く意味はないと甲野氏は気づいたのだ。

で、不思議の朝と言うのは、これだけではない。

彼が今回の震災で大変ショックを受けたというその発言内容に、驚きもし悩みもしたのだ。この話は、夜に続ける事にして、6時20分なので、大えっと~ウオーキングに行って参ります!

夕方の部:
震災と原発で、甲野氏がショックを受けたのは、事故後に誰かが命がけで現場に向う事が許されなかったこと。命を賭してもと言う事が許されなくなったことだと言う。

人間にとってもっとも大事な”志”を全うする事が出来ないほど人の命は、もはや国家に完全に管理されている。
人間にとって”志”より、”ただ生きている事”の価値の方が大事な時代になってしまった。涙が出るほど情けない。
とのたまうのです。

ちょっと、真似できない発想ですが、今では・・・・でも彼の言う事が「とんでもない!」とも思えなくもあり、じゃあ自分に出来るか?と問われれば・・・・と考えて妙な浮遊感に囚われたのです。

彼は続けます。追い討ちをかけるように、「自然の偉大さにひれ伏して来た人間は今や、自然の”かよわさ”にびっくりしている時代に入った。人間のやって来たこの程度のことで、すごい自然破壊が起こっている。」
「飢えていたら、何もしなければ食えない時代だったら、引きこもりなんかする筈はない。」

ふ~む。三理あるな。

ところで、この御仁とは?一体何者?http://www.youtube.com/watch?v=PjbxvflcS08&NR=1こんなところや、http://www.youtube.com/watch?v=rPHU5NW3k84&feature=relatedを見て下さいませ。
ともかくとんでもない凄い武術家なのだ。体幹を使い身体を捻ることなく、身体の自然な動きを最大限利用するというもの。

と言う訳で、本のインプットが少ないと、こんなところに興味がいくのですが、この極意がスポーツや介護や音楽の世界にも活かせるなんて、本当に実践的な武術に、今日は脱帽です。

いえ、あの脱毛では、決してありません。

では、おやすみなさ~い!

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