2011年3月19日土曜日

イカメン、首の痛みにふと想う

おはようございます。

昨晩の計画停電は午後6時半頃から9時半頃までだった。早めの入浴と食事を済ませたイカメン家族は、暗闇の中にランタンを灯し、思い思いの防寒具に身を包み、停電が終わるのを待った。

で、今朝は少し楽にはなったが、またも首の痛みで目が覚めた。昨日は、朝から3度も整形外科へ通い、診断、レントゲン、そして人生初の「ガンガントンネル」(海堂尊の「ジェネラル・ルージュの凱旋」で、MRI技師が子供に確かそう言っていた)ーMRIを受けた。どうやら、後縦靱帯骨化症と頚椎の一部狭窄傾向が見られ、いつ「むちうち」症状が出てもおかしくないぎりぎりの状態が、何らかのきっかけで発現した様子だとか・・・・

む~、ともかく原因が分かっただけでも、一安心なのだが、、、、それにしても頭のでかいイカメンは、・・・・普通のイカだって足以外は殆ど頭に見えるけど、人間だけど・・・・昔から被れる帽子が中々売ってないのじゃあ、62センチなんてね。

・・・ケアンズでTOUYOUとバギーに乗りに行った時も、外人の被るヘルメットなら流石にあるだろうって、、、一番大きいサイズを自然と渡してくれたオージー(ビーフじゃなくて、オーストラリア人)も、イカメンが頭の上にしか乗らないのを見て、目を丸くしたもんじゃ。困った顔をして、あきれてたもの。⇒よ~く、考えたら外国人って身体はでかいけど顔は小さくて頭も意外にも小さかったりするのだな、これが・・・・

まあ、大学時代の軽音サークルZet’s夏合宿で、当時のニックネームが「あたま」だったイカメンは、その次とその次に頭の大きな男女3人で巨頭会談なる下部組織も結成していた。(なんのこっちゃ!)そして、戯れに体重計に頭だけ載せて計量するという事を実行したのじゃ、確かその時5~6㎏で、やはりイカメンが一番じゃった。

で、何が言いたいかと。

まだ続くのだが・・・今から遡ること9年前2002年神戸に住む妹夫婦のところへ、夏休みにでかけた事がある。その時、子供達と夜、競争だと何故か大きく腿を上げて坂道を走ろうとしたら、一歩足を振り下ろした瞬間、「ブチーっ」と言う鈍い音が左ふくろはぎに走り、足に鈍痛が・・・そうなのだ。ふくろはぎの筋肉が横断烈を起こしていたのだ。その後もシップをするしかなく病院にも行かず、和歌山の海では泳いだりなんかしてたら、ふとももぐらいに腫れ上がった。幸いオートマ車だったので、そのまま甲府まで戻り、腰の治療で親しくなったK院長の整骨院へ飛び込んだら・・・「お前は、バカか!?これは、骨折と同じぐらい時間がかかる。」と叱られ、以後約3ヶ月木製松葉杖のお世話になった事がある。当然初めての経験である。

その時の事が、今鮮やかに蘇ってきたのだ「ガテンリンク」だ!って、意味が相当違うだろ?って思われるかもしれんが、・・・・・・

松葉杖を使った事がある人ならお解かりだろう。杖を持つ手の親指と人差し指の間の痛みと脇の下の痛みが、相当なものなのである。左足が使えないだけなのに・・・先生にも教えられ、自分でも調べたが、人の筋肉の3分の2ぐらいが下半身にあるのだと、普段何気なく使う片足にどれだけの重さがかかっているのかと言う事を、身を持って体験したのだ。足の不自由な人の苦労がこの時初めて分かった次第である。

そして、今度は首の筋肉や、靱帯とかを痛めた訳だ。二足歩行を始めた人類だけが、脳を大きくして頭を大きくしていけた訳だが、それを支えているのが首の筋肉である。ただでさえでかい頭のイカメンは、その重さをいやと言うほど感じているのである。

考えてみれば、人間の身体というものは実に不思議だ。無意識下で、制御されている筋肉たちは、常に最善のバランスを保ちながら働いていて、ひと時そのバランスが崩れた時に、初めてそのありがたみに気付かされるのだ。読書のすすめの清水克衛氏のブログを見て、釈迦の説く「六方拝」を知り、あらためて「なるほど感謝の心が必要なのだ」とまたも「ガテンリンク」した次第である。

清水氏の紹介を引用する。「六方拝」とは、「東西南北天地」の六方に感謝する教え

東に向かい、両親とご先祖様に「ありがとうございます」と感謝する。
西に向かい、自分の家族に「ありがとうございます」と感謝する。
南に向かい、今迄の人生で色々教えてくれた師を思い浮かべて「ありがとうございます」と感謝する
北に向かい、今まで出会った友人・知人に「ありがとうございます」と感謝する

そして、命を守ってくれる天と (⇒天の恵みや天の配剤
命を育んでくれる大地に    (⇒大地の恵み
「ありがとうございます」と感謝する

(⇒)は、イカメンのつぶやき。
別に、宗教家でもなんでもないが、いいものはやはりいいと素直に受け入れる事が必要で、この首の痛みも、感謝の気持ち(いろいろな気付きを与えてくれた)で乗り切りたいと思う今朝のイカメンである。


また、少し余震が来た。震災の激しかった地域の人たちには、一刻も早く被災地から安全な地域へ移転させてあげる事が必要だし、そろそろ配給物資の割り当てに不公平感を感じ始める頃だろうから、きちんと漏れのないようチェックがなされる事を望みます。こんな時に自分が情けない事になっていて、ただ今は静養しつつ、治療に専念したいと思います。それにしても、日本人は海外から賞賛される「矜持」を今示していると言える。くれぐれも甚大な被害のなかった首都圏の我々は少なくとも、買占め行為に走らないようしたいものである。
震災後、余らせて廃棄する様な愚行は犯してはならない。

と強く念じて、今日はこの辺で・・・と思ったんだが、2,3日前に読み終えた安保徹・鬼木豊共著「免疫道場」が、今後の自分の治療にも参考になると思えたので、ご紹介する。

実に素晴らしい人間の治癒力を教えてくれる本である。 書き下しみたいになったので、長い。でも重要な示唆を与えてくれている。まあ、我慢して読んで見て下されい!

『生き方の偏りが病気をつくる』と言う真理。

それは、

辛い無理な生き方⇒長時間労働や心の悩み⇒交感神経緊張の生き方。血流障害や免疫抑制を伴い、組織は会の炎症も引き起こし、果ては発ガンする。

楽をしすぎる生き方⇒美味しいご馳走を食べて、殆ど体を動かさない⇒副交感神経過剰優位な生き方。休息、睡眠、食事で働く、筋肉を弛緩させ、血圧を下げてゆったりとした体調と消化・吸収・排泄を促す。行き過ぎると疲れやすく無気力になる。免疫を司るリンパ球を増加させるが、行き過ぎると過剰反応を起こし、アレルギー炎症を起こす。

だから、生き方の偏りが病気をつくるのであり、病気を治す主体は患者本人にある。
従って「生き方術」を学ばないといけない。

⇒過ぎたるは及ばざるが如しと言うように、何事もバランスが命なのである。

○稲作が始まり貧富の差が生まれた弥生時代から、約2千年で社会的・生活環境は大きく変化したが、人間そのものは、縄文時代に適応した性質のまま生きており、自律神経がそれらの変化に適応しにくくなっている。

筆者は言う。『病気になったら、まずは自分自身の人生を振り返り、生き方のどこに無理があったかを突き止める。そのうえで無理なく生きられるような生活環境を整えながら、食事をはじめとする生活習慣を見直したり、適度な運動を心がけたりして自律神経を鍛え、適応能力を高めていくという積み重ねが大切』

確かに多くの経営のトップや政治家で、若くして病気になり死んでいった人々は、これを怠ったと或いはそうせざるを得なかったと言えるのかもしれない。

「うつは薬で治ります」というのは、完全否定はできないが、薬物治療の最大の問題点は、薬の長期使用が、いっそう自律神経の乱れを増長させる。副作用が生じて、新たな苦しみとともに難治病化していく。

たしかに、イカメンも重度のうつになったが、薬を飲まなかった。職場が変わり、一時単身生活で、春山氏の「脳内革命」を読み、TVのないじっくり思索の出来る環境に移った事や出向した職場にヒエラルキーによる締め付けがなく解放感を味わえたことで、わずか1ヶ月で、復調した実体験からして、安保氏の説を強く支持するのである。

「感性」の大切さは、身心養生苑で行われていると言う「感性内観」「東洋哲学」「温熱療法」「食事療法」「運動療法」「呼吸法」「笑いの健康法」が、いずれも人間の自然の摂理に適った治療法だと得心する次第である。

上記②のリラックス過剰の究極に存在するのは、無気力の世界で、「何もやる気が起こらない」「自分は生きる価値もない人間だ」という思いに囚われ、社会生活が困難になって、うつ病になって行く。
自殺や引きこもりなんかもそうなのかもしれないなあ。

発生の過程は様々だが、安保氏によればうつ病の多くは、副交感神経優位の穏やか体質の限界を超えたストレス、すなわち生き方の無理が背景にあるそうだ。

それ以外にもストレス不足によるひ弱さからくる破綻もあるそうだ。ここで、意外にもアトピー性皮膚炎、気管支喘息、そして最近イカメンがお世話になっている花粉症などのアレルギー疾患も免疫力の過剰亢進によって引き起こされる代表的な病気で。

ストレスが引き金となって生じたもの、ストレス不足のひ弱さから生じた二つのタイプがあるらしい。

⇒イカメンの場合は、阪神大震災前から継続していた仕事のストレスと、その後半年近く復興関係の仕事で休暇が取得できず無理をしていた所へ、震災を知らない新しい上司からの強いストレスが加わり、結果として精神的に破綻したのだろうと今なら冷静に分析できるので、タイプとしては前者であろう。

○ここで、生命の神秘と言うか、自律神経が果たしてきた役割について次のように説明されている。

交感神経発達したのは、水中生物から陸上生物への進化に伴い、飢餓や自然災害などの生存ストレスに適応していくために必要だったから、しかし、ストレスへの適応力は、副交感神経が確り働いてこそ発揮されるものだと言うのだ。

生命の維持に不可欠なエネルギーを養い、蓄えるための神経が、身心を休息させて、消化吸収を促す副交感神経なのだ。つまり、副交感神経が働くからこそ、私たちは食べ物から効率よくエネルギーを補給する事ができ、かつ細胞が休息する事でエネルギーの無駄な消費が抑制され、余剰分が蓄積される。

生命の危機にさらされた時、蓄積されたエネルギーが交感神経の働きで消費に費やされる。

この万全な代謝エネルギーのシステムに、ひずみが生じてきている。つまりは、生存ストレスから解放され、リラックス過剰の生活が、エネルギー消費に働く交感神経を抑制し、過剰な蓄積を生む時代に入ってしまった。


⇒生活習慣病や肥満などなど

「ストレスは人生のスパイス」と言われるように、このひずみを正すためにも、人間には常に交感神経を刺激する適度なストレスが必要なのだ。

○続いて適度な熱ストレスを与えると、それに対抗するヒートショックプロティンと呼ばれる新しいたんぱく質の産生が高まり、免疫力の増強が促されるとも言われ、半身浴や低温サウナは効果があると言う。つまりは、免疫とは血流であるとも言え、自然治癒力の正体は、炎症と発熱にある。
だから、無理に抑えすぎるなと・・・

免疫の天敵はストレス。ガンは免疫力で治ると、三大療法である手術による切除・放射線による狙い撃ち死滅・抗がん剤は、免疫力を更に低下させる。

この辺は、中々勇気のいる選択となるのではなかろうか?この文章最後に4か条を挙げておく。

血流の話・・血圧は、①交感神経優位⇒ 血圧上昇 ②副交感神経優位⇒ 血圧下降 なる仕組。

Ⅰ.交感神経はストレスや感情の変化を受けやすく、カッとなると血圧が上昇し、気持ちが落ち着けば正常化。いつもいらいらや心配事があったり、過労から抜け出せないストレス生活では、平静時にも血圧が高原状態となり、高血圧になる。こうしたストレスによって生じた病気はストレスの脱却でしか、本来的な治癒はありえない。よって、取り組むべきは生活パターンの見直し。副交感神経の働きを高め、血流を活発にする生活習慣を身につける事である。

注意すべきは、降圧利尿剤の使用は腎臓に作用し、ナトリウムと水分の排泄を促す。(何やらナトリウムポンプの話?)血液量が減少すると欠陥の抵抗性が弱くなり、一時的に血圧が下がる。が、脱水が進むと今度は血液の粘性が高まり、いわゆるドロドロ血化し、飲み続けると、かえって今度は交感神経の緊張が増し、自力で血圧のコントロールが出来なくなる。このサイクルで、血圧の薬は一生飲み続けなければならなくなるのだそうだ!

ん~困ったなあ、イカメンとしては??・サイクルにはめられてしまっているワイ!

Ⅱ.あらゆる体の痛みは、交感神経の緊張が引き金となって起こる

交換神経が緊張する⇒血管の収縮⇒血流障害と 顆粒球が増加し活性酸素による組織破壊へ、そして、痛みが起こってくるのは、自律神経が血流を増やして傷ついた組織を修復しようと反射的に副交感神経の働きを高めた時だという。

ん、っん?副交感神経ってリラックスじゃなかったっけ?

副交感神経による組織の修復には、プロスタグラジンと呼ばれるホルモンを使うが、これが欠陥を拡張させて血流を増やすと同時に、知覚神経を過敏にする作用がある交感神経から副交感神経への揺れが激しかった場合、過剰反応でプロスタグラジンが体内で急激に増加し、知覚神経を刺激するため痛みが生じるのだ。←こいつが犯人だ!

副交感神経プロスタグラジンだけに着目すれば、痛みは体がストレス状態から回復していくための治癒反応で、健康を取り戻すために必要なステップであることが分かる。

な、なるほど~、では、手や指を骨折した時、あるいは切り落としても、暫くは痛みを感じないのは、知覚神経が何か別の仕組みで刺激されないということなのか?と言う疑問が湧くが・・・


Ⅲ.こここからが、実は問題。

アスピリン、インドメタシン、ケトプロフェンなどを主成分とする消炎鎮痛剤(どこかで聞いた名前ばかりじゃが)は、このプロスタグラジンンの産出抑制に働くのだ。(えっ!てことは?)痛み物質が減少すると痛みは確かに柔らぐけど、それは折角の治癒反応をストップさせているだけ。だから、薬の作用が切れると再び治癒反応が起こって、痛みもぶり返してくる。

これって、どこかの政治や企業や人々がやるあの「先送り」ってことじゃないのか!

さらに、痛みが起こるたびに薬で抑えていると徐々に交感神経の緊張が増して行く。結果として揺り戻しが強くなり、治癒反応も激しく現れ、痛みは強くなり、活性酸素による組織破壊も進み骨や関節も変形して行く。これが中高年に多い腰痛、ひざ痛のメカニズム。

どひゃあ~。痛みに耐えて頑張る事こそ、あるべき姿なんだ。だから映画のヒーロー達が、ワイシャツを破って傷口近くを縛るだけとか、酒を口に含んで傷口にブッと吹きかけ消毒するだけの野戦病院的治療の方が、自然な姿なんだと妙なガテンをしたイカメンなのだ!どうです皆さ~~ん!

まだ続くぞい。

消炎鎮痛剤は飲み薬だけでなく、塗り薬や湿布薬にも使われている。湿布ぐらいならと思うかもしれないが、貼って痛みが和らぐのは、血流を止めているから、同様に腰痛用コルセット、ひざ痛用のサポーターも血流を止めて緩和するので使うべきでない。神経の圧迫をとる牽引治療も痛みの根治に役立たないそうな。

イカメンは、首痛を消炎鎮痛剤と湿布で止めているが、駄目なのかこりゃあ?

安保氏の結論は
治癒力を阻害せずに痛みから逃れる唯一の方法は、(ふむ、是非聞きたいのう!

また来週!

ではなくて、、、

体の反応にしたがって積極的に血流を増やし、(自然)治癒を助けること。血流が増えれば、組織はその時点から修復を開始する。その際、一時的に痛みが増す事もあるが、修復が進めば自然に軽減する。修復が完了すれば、痛みもすっかり影を潜める。

そういや、昔は、かさぶただらけの足や手をした子が多かった。イカメンもご多聞にもれず。でも、現代っ子はどうだろうか?包帯でぐるぐる巻きやバンドエイドで、肌が白くなって柔らかくなって、、、

具体的なポイントは、やはり、保温筋肉運動の二点に集約されるのだそうだ。

まずは、カイロを充てる、入浴を繰り返すなどして、徹底的に体を温めるのだそうだ。

⇒少し、論点はずれるが、イカメンは中学時代から大学受験まで、しもやけに毎年10月の終わりから悩まされ、ユベラD錠やアロエ軟膏にまんきんたんことタイガーバームの他、あらゆる手段を試みたが、解決しなかった。それが、一浪した10月頃独自のマゾヒスティック療法である「痒みが痛みに変わる方法」を編み出し、そしてついには、暖めると気がおかしくなる痒みを、ひたすら温め痒みの極地を通り越す方法を実行した。そしたら、あ~ら不思議!あの7年間も悩まされた、真っ赤に腫れ上がる地獄の痒みと、毎年春には手の指や足の指が、たるんだ象の皮膚みたいになっていた忌々しい『ザ・シモヤケ』から解放されて、無事に大学の門をくぐったのであった。


だから、温めるのは確かに正しいと、信じられるのである!

Ⅳ.「ふくろはぎマッサージ」について

これは、ランナーイカメンとしては、もう常識なのだが、「人間のふくろはぎこそ、第二の心臓」というのは、石川洋一と言う外科医が発見したとの事だ。このマッサージ療法で、ひさ痛、循環器系の病、脳血流障害、アトピー症状を治したそうだ。理論的にはふくろはぎマッサージを行うと、その刺激が血管に対してポンプの役割を果たし、下半身の静脈血を早く心臓に戻すようになり、血液循環が円滑になる結果、心臓の負担が軽減され、血圧の安定につながると言う事だ。

血液量が増え、体内循環速度も上がれば、細胞に十分な酸素や栄養物が行き渡る一方で、老廃物除去つまりデトックス効果も高まる。これらの相乗効果で自然治癒力も高まり病変部の治療も促進される。加えて、自律神経を整えて免疫力を高めたり、基礎代謝を高める事で新陳代謝を促進し、結果として体温を挙げる効果もあるのだと。

なる~ほど!いいことづくめ、軽いジョギングで、ふくろはぎの第二の心臓を動かすのも、だからいいのだ!

いよいよ、大団円に近づいてきた。(もう、すっかり秋田よね~)こまち!ちょっとお待ち?

Ⅴ.お次は、作り笑いでも免疫力アップする。血流活性化のため、とにかく笑え!だそうだ。

医学会では、今、遺伝子レベルでの病気の解明と治療法に関する研究が急ピッチで進められている。遺伝子とは、ご存知の通り、親から受け継いだ遺伝情報を全て記した人体の設計図。わずか4種類の塩基配列の並び方で暗号化されて、2000年には約3万個に及ぶ人間の全遺伝子の塩基配列がほぼ解読されたと報告された。

遺伝子は、この3万個が一組となり、体を構成する細胞一つ一つの核内に組み込まれていて、様々な物質が合成されている。それらは全て、遺伝情報に基づいて調整されている。(余談だが、その細胞内には、元々は別の生物であったアノマリーなミトコンドリアが存在するが、話がややこしくなるのでやめにするが、)


⇒規模的には、またもやインド哲学みたいな気の遠くなる世界だ。

病気の中には、たった一つの塩基の異変によって引き起こされるものや、持っていると発症しやすい遺伝子、あるいはかかりにくい遺伝子が見つかってきている。遺伝子暗号解読の第一人者筑波大名誉教授村上和雄先生によれば、『60兆個に上る細胞に組み込まれている遺伝情報も、実際に働いているのは各細胞の働きに関わる3%の遺伝子のみで、残りは休眠状態にある』そうだ。

ん?これって、脳細胞も同じだったのでは?人間って、生命って、どんだけバッファーを持って設計されてるんだろうか?どんな環境の変化にも対応するために、予め用意されているのか?それとも、元々は意味のないものが、一定の条件の下に意味を持ち始めるだけのガラクタを抱えて生命は作られているということなのだろうか?正に哲学的謎である。

村上氏は、遺伝子の働きをオンーオフ機能と名づけ、環境の変化や心の持ち方(ここが、不思議な点だが?)によって変化する。遺伝子に心地よい刺激を与えていければ、オフ状態にある健康遺伝子もオンになり、病気の発生は抑制できると解説している。遺伝子は一つ一つがいくつもの機能を兼ね備え、特定の遺伝病を除けば、関連遺伝子は複数個、生活習慣病などでは十個以上に及ぶことが分かっていると言う。

組み合わせが無限にある中で、何で何万分の一の確率で、遺伝子が協調し合って、各時代それぞれに病気が発現するというのは、正に神秘であるぞい!

さて、の部分がこれからの話題である。

具体的な刺激として、笑いの効用が免疫学の分野でも注目されているそうだ。落語を聞いた後は、がん細胞を攻撃するNK細胞が活性化することが明らかにされ、遺伝子の働きと免疫力とは非常に密接な関係があるらしい。

昔の生物で習った知識をフル動員して理解してくれい!

遺伝子が持つ遺伝情報は、本体である細胞核のDNAから細胞内のRNAへと伝えられ、(メッセンジャーなんとかね!)、たんぱく質に翻訳・合成されてはじめて使えるようになる。ここまでの流れは、すべてエネルギーの代謝経路に沿って行われていると言う事実から、細胞の代謝機能を支える体温が関係してくる。体温を上昇させれば、代謝が円滑に行われ遺伝子の動きが活性化されるのだ

笑いは、喜びや楽しさを表す人間固有の表現方法(一応は、異論もあるが)で、遺伝子発現・免疫力増強効果は、顔の筋肉運動という極めて単純な仕組みで、口を大きく開けて思いっきり笑うことで、顔に赤みが差し瞳が開き、体が温かくなることから明らかとなる。

笑いのある家庭を築くのじゃ!

ここからは、疲れてきたろうから、小ネタ的に並べてみよう!

1.現代社会は、食中毒を必要以上に恐れ、本来は目で見て、においをかげば食べても安全か危険かは判断出来る筈である。消費期限の意味はあるのか?

浮浪者なんか死にはしないし、カラスでも何でも生物は何でも食うし。まあ、イカメンも地面に落ちたら、3秒ルールまでが限界かもしれんが。やっぱ、食べたきゃ食うし、狂牛病は人間に移るけど、鳥インフルエンザは熱処理すれば、食えるから、殺処分なんか止めて、政府がその場でフライドチキンにでもして売ればいい、そうすりゃイカメンは買ってもいいとさえ思う。但し、本当に大丈夫と言うお墨付きだけは再確認したいが、、そうすりゃ生産農家も少しは助かる筈だと思うが、賛成者は今のところ周囲はいない。

2.子供の時は、リンパ球が多く免疫力が高すぎるからウィルスに対して過剰反応して、風邪を引きやすいが、体が成長を終えるとリンパ球が減少して、風邪は引きにくくなる。ただ、小さい時過酷な生活で交感神経優位な世代は、過剰なリンパ球を獲得しており、減少しても、底上げされているので、年をとってからも高い免疫力を維持している。アレルギー体質の人も同様で長生きが出来る。だから、薬に頼らないほういい。

ますます今の30代から40代は、生存確率が低いということか?

3.糖尿病は、インスリンを分泌する病気と言うよりは、交感神経の緊張から血糖とインスリンのバランスが取れなくなった、自律神経失調病である。よって、身心のストレスを脱却すれば当然治る。

なるほどなあ~但し、適度な運動はいいが、激しい運動は却って交感神経の緊張を促進させるらしいから、何事もほどほどじゃあなあ。

4.半日断食は、いいらしい。腸壁や絨毛の間に付着した宿便が、リンパ球と腸内細菌から成る腸の防御システムを阻害し、食べ物の中の有害物質、毒素の体内への侵入を許してしまう。これが、現代人の抱える慢性病のメカニズムであり、宿便を取る断食の有効性のメカニズム。

この為には、腸内細菌と仲良くしていなければいかん。でも、「コンビニの食品には大量の防腐剤が仕込まれており、人体に無害だが、腸内細菌をことごとくやっつけてしまうので、注意が必要。」とイカメンのバンマスの実験仲間であった福岡伸一氏も言っておった。

5.ピロリ菌を除菌せよというが、胃炎や胃潰瘍は顆粒球が過剰に増えて、胃粘膜に集合し活性酸素放出しては、組織破壊するメカニズムからすれば、間違いであると(顆粒球破壊説)。ピロリ菌は胃酸に弱いので、副交感神経が確り働いている状態では増殖できない。ところが一般的な胃酸原因説(制酸剤+ピロリ菌除去)による制酸剤で胃酸を止めれば、ピロリ菌が活性化し、これを攻撃する顆粒球が攻撃をしかけ、胃潰瘍が形成・悪化する。だから、制酸剤は投与しない事が一番。

また、ピロリ菌を除去すれば、顆粒球は攻撃相手を失い、ストレスが残っていると次なる相手を見つけ、胃以外のところで攻撃を仕掛けだすので、潰瘍性大腸炎やクローン病が近年急増しているとの事。

全く、マッチポンプとはこのことだなあ!

6.「白血球の自律神経支配の法則」は、原因不明の病気の謎を解き明かした。「ストレス」「自律神経」「白血球」これに「生き方」を加えたのが、この本の趣旨。勤勉な人は、交感神経が緊張状態になり易く、その時には自律神経の働きも麻痺して、疲れすら感じにくくなって、危険のサインも見逃し勝ちとなり、気づいた時には発ガン、心筋梗塞、脳梗塞で突然倒れる。

⇒1年中、或いは一時流行った「24時間戦えますか」なんてのは、短命を促進するシュプレヒコールに過ぎんかった訳である。

7.摂食障害は、愛情欠乏症。自分が産み出した偏見、誤解、思い違い、錯覚で、自分は愛情を受けてこなかったと思い込んでいる。だから、「愛情ばかり求め続ける未熟な自分から脱皮し、自立したい」と言う心の悲鳴でもあるので、それを理解し、偏見、誤解を払拭し、新しい人生を取り戻すべきである。

拒食症も過食症も、行ったり来たりする人たちが多い。病根は同じなのだと良く分かった。

8.女性が、成人前から二十代半ばにかけて、肌の色が抜けるように白くなり、貧血になりやすいのは、赤血球が減少しているからである。それは、赤血球を減らし、副交感神経優位の体調を作り上げて来るべき妊娠出産に備えてリンパ球を増やし、女性ホルモンの分泌を活発にしていくための整理反応である。妊娠出産は、体に非常に強いストレスをかけるものであるから、リンパ球を増やし、エストロゲンの分泌を増やし、免疫力を高め乗り切る準備にとりかかるので、貧血症状が現れやすいと・・・

ウーン、生命の神秘がここにもあった!

9.最後にガンを治す4か条

①生活パターンを見直す。早寝早起き、規則正しい生活。疲れたら、休養を取り、気持ちにゆとりを持ち生活する。鎮痛剤や安定剤など常用している薬は中止する。

②ガンの恐怖から逃れる。免疫力が高まればガンの進行は止まり、治療できると信じ、焦らず前向きに付き合う。

③免疫を抑制する治療は受けない、続けない。抗がん剤や放射線治療はすすめられても断り、継続中の人は中止する。手術が必要な場合は最低限の範囲で受ける。

④積極的に血流を促進する。運動不足にならないよう散歩や軽い体操を習慣にする。入浴は必須で、時間をかけた半身浴も有効。

以上、もしお付合い願えた方々がいらっしゃれば、改めて六方拝で感謝申し上げる。

それにしても、TVの「A~C~♪」と言うフレーズが、感に触って交感神経優位になり始めた。そろそろ音声だけでも止めてくれんかのう~被災地の人がもし聴いていたら、神経をさかなでするのではなかろうかと心配する今日のイカメンである。

では、バラサじゃあ~~~~~~~♪♪♪

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