2016年10月13日木曜日

イカメン、「そろそろと 新生活が 始まった 終の棲家で 楽しむ未来!」

おはようございます!今朝は、3時56分の起床。久々の出勤日です。

昨日は、カインズホーム浦和美園店からの、IKEA新三郷からの、磯丸水産越谷店までの一日。
外構の植栽見積もりや小屋裏ミュージックスタジオ用の小ぶりのベンチシートや、カラーボックス×2などの他、IKEAでは、初めての格安ランチ体験とPC、iPad用のお洒落な置台などを入手しまして、前から気になっていた24時間営業の磯丸水産で、ホタテ、サザエ、ホンビノスの正しい焼き方を学び、またもや舌鼓を大いに連呼した次第です。

二日の休暇を頂き5連休でしたが内4日間は、孝行息子を演じるのに少々疲れが出たので、昨日の久々の秋晴れに、鋭気を養ったと言ったところでしょうか?

今朝のタイトルコールは、そんな中で、改めて終の棲家周辺の便利な施設に、感動したり、悦に入ったりした我が血族と言った雰囲気を啖呵してみた次第です。

さてさて、この血族といういささか禍々しい呼び名を思い出させてくれたのは、、、


第25回京都広告賞金賞受賞の姪っ子でした。

今回のチチメンの4泊5日の旅の出だしで、彼女が果たした活躍の様子を、自らのFacebookで文章に起こしていたその冒頭にこのワードはありました。身内バカながら、画才デザインの才のみならず、姪っ子の筒井康隆風とでもいうべき文才に圧倒されたので、調子に乗りまして、ここにご紹介させて頂く次第であります。中々の長文かつ、句読点があまりないせいで、声を出して読むと呼吸困難になるので要注意であります。

先日の話だが、とある一大プロジェクトが立ち上げられた。
最近我々血族の中でボケもんGと呼び親しまれるボケ老人こと母方祖父の、高槻→東京送迎プロジェクトである。
このプロジェクト、母親の兄が新居を建て、そこに祖父を招待したことから事は始まった。最近は私もなかなか祖父の家に泊まることもないため、元々寂しがりな所のある祖父である、招待に大喜びで、東京に行く気は満々のドキドキのワクワク。日々の日課であるボケ抑え薬の服用は忘れるくせに、数日前からワクワクと東京行きについて話題に出すほど。しかし、悲しいかな、彼のボケは相当のもので、概念的に招待を記憶にとどめているものの、何日に行く、何に乗る、何処に行くなど詳しい情報が数分ごとに更新されてしまう。「招待にワクワクする祖父」という存在は変わらないのだが、中身としては数分ごとに新しい彼なので、一時も目を離せない。果たして彼は無事に東京まで行けるのか。
ということで、私が彼を東京行きの新幹線に乗せるという大役を仰せつかったのである。
その日、私は二限目に授業があったのでまず大学に向かったが、既にプロジェクトは水面下にて動き始めていた。
遠隔操作班によるボケもんGのコントロールである。

ボケもんは自由な生き物であるからして、作戦完遂の為には、その時が来るまで彼を家に引き止めて置かなければならない。ヘタをすれば我々の預かり知らぬ所で「招待された」という概念だけをエネルギーに勝手に新幹線という一駅で凄まじい距離を進む加速装置に乗り込んでしまう恐れがあるからだ。それの方向が合っていれば問題は無いが、ヘタをすれば彼の信じるまま突き進み、結果行方不明もありうる。それに、ふと出立日が何の日であったかを忘れ、彼の彼女、否、女神のところに向かってしまう可能性もある。作戦決行日にターゲットを補足できなくなるのは大問題だ。私が講義を聞き流しノートに落書きを量産している間、電話する度に記憶が新しい祖父をその場に留める役を担った遠隔操作班こと母は大分胃を痛めたようだった。

講義も終わり母に連絡すれば、概念「招待」の祖父はやはり待ちきれず、付添人私の存在をすっかり忘れ、フライングで自宅を飛び出したようだった。慌てて私も祖父の待つみどりの窓口に急ぐ。私の着く直前に母親がした電話のおかげで、そこで待っていたのは概念「孫待機」の祖父だった。爪楊枝を咥えて呑気なものである。「孫待機」は私が切符の購入を代行することも理解しているらしく、やれやれ合流してしまえばこちらの物だなと一安心......。だが、そうは言ってもやはり彼は数分ごとに新しいボケもんなのである。いざ切符購入の段になって、どうやら出発日に疑問を持ち始めたようだった。


実は元々彼の出発はプロジェクトの次の日だったのである。彼はどうやらその情報だけを思い出したらしかった。割引の申し込みのために乗車日時などを資料に書き込む私を見て、彼が強固にその訂正を求める。何とか遠隔操作班の協力も仰ぎ、彼を説得。私は窓口の列へ。するとまた、傍らのベンチで待機する彼の中に不安が湧き上がる。足が辛いからベンチ待機であるのにも関わらず、五分おきに私が金を持っているのか、何日の切符を買うつもりなのかをわざわざ列まで歩いてきて確認しにくる。また、まだ概念的に日程の不安が残っているらしい彼は本当に今日行く事は東京の息子に理解されているのかと尋ねてくる。理解も何も、ホストである叔父も勿論プロジェクトメンバーである。貴方を東京で今か今かと待っている。心配するなと宥めすかし、というかもう切符を買って乗せてしまえばこちらのものなので、ほどほどに誤解を誤解のままにしながら目的の切符を買った。
彼は切符を握らされて改札を通った段で、ようやっと概念「本日出立」を手に入れたようだった。

話は変わるが、認知症あるいはボケの症状に、何度も何度も確認行動をとることが挙げられる。例えば、何度も机の上を整頓し、確認し、並び替える。何度も財布を取り出し金を数える。記憶が続かないことの深層的な自覚と不安で起こる行動であるのだろう。特に何の問題も起こらないように感じる行動ではあるが、ボケている故の落とし穴が潜んでいるのである。

今回の彼のその確認の対象には財布の他に切符も含まれていた。彼は新幹線に至るまでの阪急線の中で財布を取り出し金を数え、切符を取り出し記載情報を確認し、しまい込むことを繰り返す。但し、毎回それをしまいこむ場所はランダムだ。切符をそのまま財布に戻すこともあれば、ジャケットの左右ポケットの何れかに入れることもある。内ポケットに入れることもあれば、胸ポケットに入れることもある、はたまた奥のシャツの胸ポケット何てこともあるし、立ち上がっている時であれば、ズボンの左右、尻ポケットまで選択肢は広がる。そして自分で何処にしまったのか忘れてしまうので、さらに彼の中の不安は倍増し、確認行動は加速するばかりである。とんだ悪循環だ。別に逐一見守っていれば問題ないのだが、万一目を離している隙に入れ損ねて落とされたら事である。こちらの手元に切符を持っておこうと決めた。


面白いことに、ここで「預かっておくから寄越せ」と言えば頑固ジジイは自分で持つと譲らない。しかし、「ちょっと見せて」この言葉はすごい。直ぐに渡してくれる。そして渡した事を忘れるので、安心してお預かりできるのである。まぁ、正直言ってこれは騙し討ちだが、お互いにストレスが無いので良いかなと思っている。確認行動を取ろうとした時は逐一私の手元にある事を示せば良い。その後は出立に関わる大きな問題も起きず、新幹線のホームに着き、切符を握らされた彼はワクワクと新幹線に乗り込み東京に旅立っていった。

その後、無事に東京に着いたらしいボケもんの寝起きショットを見た母親がポツリと「写真で見る分には可愛らしい」と呟いていたのが印象的だった。彼はつくづく愛されるボケもんである。精々東京を楽しみ尽くして帰ってくるが良いと思う。
どうでありましょうか?その後の終の棲家で、大変かつ笑いに満ちた5日間を髣髴とさせる話なのであった訳なのです。

では、お疲れも出ましょうから、今朝もこの辺でお開きに、、、写真館をご覧ください。

昨日の朝食は?勿論、「うみたてたまご」の目玉焼きと卵かけごはん
濃厚な旨味が絶品でした。流石でした!

◎ 久々の秋晴れの県民健康福祉村の風景です!


















以下は、磯丸水産での貝焼き、、、サザエはまずふたの部分を下にして焼くのです。
ホタテは、平らな部分を下にして焼き、その後裏返して、ハサミで蝶番を外し身を食べやすいサイズに切って、殻に戻してから出汁醤油をかけるのが、磯丸流の漁師風なのだそうです。





IKEAの格安ランチ、、、ヒレカツカレー!
















では、また!







最後にそろそろこのタイトルバックも更新予定なので、ここに足跡を残しておきます。

『8年前から始めたジョグは2010年ハーフマラソン出場、夢はホノルルマラソン。「人生一時が万事ージャンプ」を座右の銘に七転八倒する中高年の星屑が、手当たり次第に様々なプロに挑むブログ。2012年IKAMENで初ライブ、同級生のプロJazzSingerに触発され、2013年弾き語リスト藤丸で、武者修行ライブ開始、2014年31年間の職場卒業、度重なる送別の宴を経て新大久保ClubVoice、荻窪BUNGA、六本木Beehive、四谷LOTUS、新宿GoldenEgg、高円寺StudioKから谷中銀座で初路上ライブ。咽喉を初めて潰し、新しい歌唱法で再出発2015年新ユニット『刺身のツマ』始動。武者修行は、通算55本へ拡大中。伸びた触手は、男前キッチン倶楽部へ、ウェイトシュート85のゴルフも足を洗い、ISIS編集学校ワークショップ、数学同好会参戦とインテリジェンスの世界にも、煩悩尽きぬオッサンは、親子揃って五黄土星、方位除けを予定し、いよいよ京都町家の旦那プロジェクトと終の棲家探し第二ステージへと本格稼働。はてさて夢の実現は如何に相成りますやら。(2016/1/13記)』

0 件のコメント:

コメントを投稿

MAGASUS藤丸「気が付けばまるまるひと月穴をあけ申し訳なくお詫び投稿!」

 おはこんばんにちは!ほぼ1か月以上ぶりのご無沙汰です。今日は4年に1度のうるう日です。最近は、「お笑いシン大惨寺」の檀家衆に選任されたことや、何が何でも千日回峰行を成し遂げたいと日々研鑽修行中なので、という言い訳を放ちつつ、この1か月強、別に無為に時を過ごした訳ではないという証...