2022年12月27日火曜日

MAGASUS藤丸「ぼちぼちと 吹雪始めた 小樽へと 人力車夫に 隠れ家寿司屋」

 こんにちは、藤丸です。珊瑚の旅の二日目です。

写真を並べてみます。

センチュリーロイヤルホテルの朝食ビッフェは、2019年に全国第三位になったとのことで楽しみにしていました。噂に違わず豪華で迷いました。何せもう何年も、食べ放題やビッフェは、昔ほど食べることが出来ず、コスパ負けするので意識的にも回避していたんですな。

でも、一泊一食つきで予約したので、これを食べない手はありますまい。今回の北海道旅行は、さながら食い倒れ旅になっておりますのでね。ただ、こういう場合のセオリーは、少量多品種で楽しむものなんですが、しばらくやってないとこういう失敗をやらかすのですな。

卵料理大好きの藤丸は、目に付く限りの玉子をトレイに盛り付けてしまいました。しかも親子丼まで取って来たからたまりません。
目玉焼き、ゆで卵、プレーンオムレツ、出汁巻き玉子で、計玉子7~8個分!
スパゲッティだって、(最近の人はパスタという)冷静になればこんなに盛る必要もない。これでもまだビッフェの10分の1も制覇していないのに、、、、飲み物も欲張って、、、勿論、撃沈致しました。
重たい腹を引きずって、本日の目的地
一路小樽へと向かいました。すると、途中から雪景色が広がる中、吹雪みたいなお天気となりました。

到着して駅の構内を出ますと、本当に吹雪始めたので、駅構内のコンビニで傘を購入しました。そして、運河クルーズをしようと運河へ向かうも、途中のベタ雪だまりで靴に水が浸入し始めました。もう10年以上も履いているので、已むをえませんが、靴下まで濡れたので、思わず横道にある商店街のアーケードへ突入して、地元の靴屋さんで雪用の靴と靴下を買い、古い靴は引き取ってもらいました。
店のお姐さんは、マスク越しながらなかなかの美人さんで、鼻の下をすこ~しだけ伸ばしてたら、相方に睨まれました。
ここは、あとで教えて貰ったのですが、日本で三番目の鉄道跡でした。
気を取り直して、運河へ向かうと雪が止んで青空が広がり始めました。しかし、さきほどまでの吹雪のせいで、どうやら運河のわたし船は、一時運休してたようでした。すると、ひとなつっこく日焼けした、いや、雪焼けした顔の兄さんが、我々に「人力車はいかがですか?30分だけでも観光しません?名所案内を僕がしますので」
ま、旅の思い出になるかと、相方と人生初の人力車に乗ることにしました。


車夫の今崎さんは、須磨出身とのことで、我々が関西人と知り、小樽観光案内にも
幾分、熱を込めてくれたようです。

最初にクイズを出されました。鰊御殿の話は、噂に聞いて知っていましたが、何故、
そんなに儲かるのかまでは知りませんでした。それに藤丸ゆかりの京都のニシンそば
だって決して美味いと思ったことはありませんでした。

すると、今崎車夫は、食べ物としてではない、
何でしょう?とヒントをくれたその刹那、
閃いた藤丸は「肥料!」と即答。「え?」と少しの間を
おいて、予想外だったのか、「せ、正解です。」と言いつつも、「80以上の方は、殆どご存じなのですが」と、うん?褒められてるのか、ちょいと複雑な気分に?いや、ま、奇しくも博学なところを露呈してしまった訳です。さらに、この石造りのうだつの話になり、「彫り物が凄いね。」というとこれも予想外だったようでした。
えっへん!
北海道では、小樽が最初に大商業地となって、小樽の人口が2000人を超えた時、札幌はまだ13人しかいなかったようです。北前船のニシン漁で潤い、大きな倉庫で威勢を示す長者たちが、来樽して住み着いたので、当時この通りには20件以上の銀行が立ち並んでいたということで、、、こちらは、藤丸ゆかりの安田銀行小樽支店で歴史的建造物になっていました。


石造りの蔵でサンドイッチして木造家屋が並び、ちゃんと煙突も備わっています。防火と延焼防止が考えられていたようです。

30分の人力車の旅を終えて、今崎さんにお礼を述べて、ジモティお勧めの寿司屋を何件か紹介してもらいました。

 

トイレに寄ろうと、ちょっと運河なんちゃら会館というのに入ったら、サカナクションの山口一郎さんが
こちらの出身だと知りました。


その前に小樽運河をぐるっと歩いて観光しました。






幸運にも、人力車に乗った30分とその後の数分だけ、晴天でしたが、その後は再び雪雲が広がり始めました。
雪が降りだしたので、ランチは、唯一覚えていた(さっき聞いたばかりなのに)地元の人が良く行くという隠れ家的な?魚真(うおまさ)さんへ。ちょっと場末にあったので、なかなか辿り着けません。寿司屋通りは、すぐ分かりましたが、今崎さんのおススメにはなかったのと、こちらに詳しい友達にFBで聞いたら、寿司屋通りだけは、がっかりするので辞めておけと言われたので、20人待ちを覚悟してなんとか入店した時には、外は吹雪になって来ました。

こちらが、その魚真さんです!



待望の海鮮丼です。蝦蛄が思いのほかジューシーで、本マグロもウニも抜群で、貝類もどれもこれも大満足のお味。思わず日本酒を頂き、ご機嫌さんに。

相方は、今度は握りに。昨日の寿司より、こちらに軍配が上がりました。
 


腹いっぱい、絶品寿司を堪能し、冷酒も頂いて、雪の中をちょいとお洒落な
小物やさんへ、

















それから、喫茶店で一服して、そこから、友人に「三角市場へGO!」と言われたので
向かいました。凄かった!でも写真は撮っておりません。悪しからず。

さて、三角市場で、いくらの醤油漬けやホッケやウニを送ってもらうことにして
札幌へ戻ります。夕闇の石狩湾は車窓からも寒々としていて、こんなところに
落ちたら一巻の終わりだな~と、帰りは夕食まで時間がたっぷりあったので、
鈍行列車で帰りました。

夜は、歩くのはやめて南北線?に乗っててすすきのなんちゃら駅へ、
予約していたカニ料理専門店「氷雪の門」へ、ただ毛ガニが不良で、
タラバ・ズワイ・毛ガニ食べ比べcourseはやっておらず。
このお店自慢のタラバ尽くしcourseを頂くことに、これがもう絶品
タラバは焼きより生だと思い込んでいたのが、間違いだと気づくの
でした。
 さて、ここで問題。
タラバガニって、昭和30年代までは缶詰でしか
食べられておらず、鱈の漁で網にひっかかるちょっと邪魔者扱いされて
いたとのこと。それをここの創業者が、運搬に工夫を凝らし、料理として
提供することを発案して札幌にまで持ち込んだそうで、なんと、こちらが
タラバガニ発祥の店だったのです。
という訳で、
答えは、、、、そう!「鱈場蟹!」なんですね。

刺身、焼き、茹で、蒸し,揚げと全ての調理法でタラバの最高の味を引き立てる
生まれて初めてのフルコースに今までのイメージが崩壊したんですな~

焼き加減ひとつで、旨味が増して
しゃぶしゃぶにせず茹で加減ひとつで
たまごみたいな旨みを感じる
これが絶品の味ですな~

普通の人より早く食べ終わるのが
我が家のスタイル
締めは柚子入りシャーベット
美味しゅうございました

とFBに書き込んだ次第です。























帰りは、すすきの駅まで歩いて、ホテルに到着、こうして、二日目の夜は過ぎて
行くのでした。さあ、いよいよ明日は名残惜しい味覚の旅路の最終日です。
本日の総カロリーは、ちょっと恐ろしくて考えないことにしといたりましょう!

では、また!

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