2016年5月30日月曜日

イカメン、「いよいよと 皐月も終わる 雨が降り 目指す記録は 難しけりか?」

おはようございます!今朝は、午前4時22分の起床。

この頃、時計を見ないでも、ほぼ目覚めた時間を5分前後の誤差で言い当てられるぐらい、体内時計がパンクチュアルなイカメンです。

本日は、相当長いのでご注意願います。。。。(^_^;)


今月、昨日現在141.9kmで残る8.1kmは楽勝と思われましたが、無情なる突然の雨に行く手を阻まれたという感じを、皐月晴れの最後に味わっていると啖呵した次第です。

29日(日)は、3時45分、ジョグ14.9kmと少々どころか、だいぶ頑張った訳でして、綾瀬川を遡上しまして、武蔵野線と交差する川口市まで出かけてきました。途中膝下までの草の土手道を朝露に濡れそぼるジョグシューズに悩まされつつも、半分意地で走ってきました。


でも、途中随所で見られる初夏の花々に癒されつつ、折り返し地点を過ぎた牛乳屋さんでこれで糖分補給も忘れませんでした。
そう、雪印のコーヒー牛乳、我々イカメン世代は、これを良く銭湯の風呂上がりに飲んでいた思い出の味ですね。双璧だったフルーツ牛乳は今や同じものを味わうことはなくなりましたが、、、



本日は

最後に愛ではするけど、花の名前を知らない残念なイカメンの写真館をご披露させて頂きますが、、、



 その前に、今月読んだ20冊の中からハマった本の一部をご紹介させて頂こうかと、、、興味が湧かれたら是非、皆様もトライしてみてください。

最初は、先月の熊本大地震を受けて、調査と再認識の為に

「生き抜くための地震学~京大人気講義」鎌田 浩毅 教授の本で

 鎌田教授の地震時の心理状態である同化性バイアスと同調性バイアスが、異常に気づかなくなり、行動が鈍る結果、異常を正常の範囲内と捉えて、自分だけは大丈夫と思い逃げ遅れる錯誤の話は、危機管理やその時点での対応として大変参考になった。

また、地震と今後30年あまりどう付き合って行くのか、住まう場所はどこが危険なのかが判明した。お陰で越谷は被害が少ない場所であることも理解できた。南海トラフや相模トラフが動く可能性高く、南海、東南海、東海の三連動地震への備え心構え、首都圏直下型地震や南関東の地震にどう対応するかなど、大変参考になった。 



「日本の地震地図 南海トラフ・首都直下地震 対応版」 岡田義光さんの本

明らかな歴史が証明する地震や活断層の位置、今後の地震発生確率、被害予想が載せられていて、首都圏では埼玉県が一番安全であることも理解出来た。主要なデータはコピーして思索ノートNO61に地震に関する記事を集めたので、今後共見返したりしたいと思う。


当然、興味は地震波へと向かったのですが、、


「波の科学 音波・地震波・水面波・電磁波」 谷村康行さんの本

地震波の伝わり方、周波数や波長の長短、音速は一定だとか、超音波の性質だとか、可聴音や倍音、楽器の音や振動について、サインカーブが大切なこと、やはり理系的理解が大切だと改めて思わせる知的好奇心を満たしてくれる導入本であった。延長期限も到来したので、一旦返却してもう一度5月11日に再度借り直した。

これは、最高に面白い。電磁波を改めて、電波・光・X線・ガンマ線の総称と言われていて、

その特徴が

①媒質がない波

②伝わるスピードが桁違いで真空中でおよそ秒速30万キロメートル。目で見ることができる電磁波が可視光である波長の長さ順に並べたら、AM>FM>レーダー>赤外線>可視光線>紫外線>X線、ガンマ線となる。

それから10の何乗とか言う単位が3桁ずつで大きいほうが、10の3乗;キロk、6乗メガM、9乗ギガG、12乗テラT、15乗ペタP、18乗エクサE、21乗ゼタZ、24乗ヨタYとなる。小さい方がやはり3桁ずつマイナスがついた3乗ミリm、6乗マイクロμ、9乗ナノn、12乗ピコp、15乗フェムトf、18乗アトa、21乗ゼプトz、24乗ヨクトyとなる。

電磁波以外は質量をもった物質(媒質)が振動し、その振動が次々と伝わり波となるが、電磁波は電界と磁界の相互作用で次々と連鎖しながら伝わっていくとハインリヒ・ルドルフ・ヘルツが実験で確認した。電磁波の振動と進行のイメージは縦波が電界で横波が磁界で進んでいくもの。



意外と好きなのが、この手の芸能人やミュージシャン本でして、

「師弟 吉本新喜劇・岡八郎師匠と歩んだ31年」 オール巨人さんの本

オール巨人と阪神はアマチュア時代のピンの漫才で有名であった。巨人の家は玉子屋で、とても厳しい職場で、小学生の時から商売の勘が鋭く人間観察や人への気配りを覚えた少年で、彼はひょんなことから吉本新喜劇の座長岡八郎の弟子になる。とても厳しく難しい師匠と言う事で何人も弟子が辞める中、わずか漫才師となる1年ほどだが、とても気に入られ信頼され、巨人も生涯の師匠として尊敬する。とても良い、そして少し酒に溺れた岡八郎を支えるちょっぴり苦い話にホロリと来た。


「音楽は自由にする」 ご存知元YMOの坂本龍一さんの自伝


東京芸術大学の修士課程まで行った坂本龍一は幼い頃から変わっていた。ピアノはもちろん作曲を学んで、高校では学生運動の闘士と言う性格。父は編集者で小難しい本や哲学の本などを読んでいて、YMOは単に細野晴臣を尊敬していたから、その気もないのに入って、あれよあれよという間に映画音楽まで手がけ、知らぬ間に世界的な作曲家、音楽家になっていく。アカデミー賞も受賞する日本を代表する作曲家になった。ただ、教授になったことは一度もない。とても興味深い本だった。


文具フェチから、道具フェチでもあるイカメンですが、、、男前キッチン倶楽部を最近サボっているので、勉強半分興味半分でこれに手を出しました。

「日本橋 木屋 ごはんと暮らしの道具」

刃物の木屋の歳時記に絡めた暮らしの道具類の紹介。

どんな木がまな板にいいのか、すり粉木にいいのか、飯台の材質は、とか昔から使われ続けてきたそのワケを丁寧に解説してくれる本。新居に入ったら、オープンキッチンで細君と料理や漬物なんかも付けてみたくなるほど、そして日本橋の木屋へ砥石とか包丁とかを買い出しに行く自分が今から想像できる。

焼き網でトーストを焼き常滑焼の急須でお茶をいれ、アルミ打ち出し寸胴鍋で煮込みを作り、ヒノキやイチョウやサワラのまな板を使って、有田川町産の棕櫚の束子でテフロン加工のフライパンを磨き、サワラの木桶で漬物を漬け、飯台でそうめんを食べ、プジョーのミルで、胡椒を弾く、江戸櫃に炊きたてご飯を移して、美味しくしてから、普段は口にしない米を食べたい。

 そして、休日の朝の食卓には、こだわりの鉋(かんな)が使われている木屋の鰹節削り器を使って、鰹節をご飯にふりかける。

 秋の夜には2階のベランダか庭のベランダで、七輪で秋刀魚を焼き、和せいろでふかした団子や赤飯を食べてみたい、銀杏むきがあればなお良い。

 ドイツリッター社のピーラーでジャガイモの皮をむいたり、冬は、錫のちろりで熱燗、ぬる燗で一杯やったり、来待釉(きまちゆう)の赤茶色で染めあげた岐阜高田焼きのすり鉢も使って山芋をすりおろしたい。

そして。食事の締めは、南部鉄瓶で煎ったお茶を沸かして縁側で飲みたいと思うのである。

と際限なく再現性の薄いイカメンの夢は拡大していくのでした。



一方、最近研究対象となっているのが、これです。


「わたしたちの体は寄生虫を欲している」 ロブ・ダン著 

腸内細菌の権威藤田紘一郎のファンが嵩じてこの本を見つけたが、実に素晴らしい内容だった。

要約版をここに乗せる。

太古の昔、ダーウィンの言う種がもつれあった土手で私たちは暮らしていた。

5億年前、心臓は血液を送り出すように進化した。その鼓動は生理的なものだったが、それに続く体の精巧な作りはすべて、他の生物との相互作用を通じて進化した。

4億9千年前、獲物を見つけるために目が誕生した。その後、食べられる種を見つけ、有毒な種を避けるため、すなわち、必要なものに近づき、不必要なものから遠ざかるために、最初の味蕾が進化した。
 併せて、細菌を識別して好んだり嫌ったりするために免疫システムが進化した。これらはすべて、他の動物にも共通して言える。人間に近づくにつれ、蛇などの脅威や果実を見つけるために視覚が向上し、獲物を追うために足は長くなり、肺は大きくなった。ひいては武器を握りやすいようになり進化を重ねるうち、どこかで意識が生じ、やがて 我々はその意識に導かれ都市や社会を築いた。

 五感で感じたものすべてを感知することは出来ないが、情報は意識されることなく脳に送られ無意識の行動を引き起こす。胃や腸の中にも味蕾が存在して、脳と直結せずそのおかげで毒物などを反射的に嘔吐したり逆流させることができる。

 本来どれだけ周りの主に依存してきたかを忘れ、地球の多様な生物の中からごく一部の種を選び出してひいきした。森を焼き小麦やトウモロコシなど単体の植物を植えたのもその証左である。

 蛇に噛まれてた旧世界の猿が視覚を発達させ見分けることが出来る様になってからも、昔の蛇に食べられた記憶がDNAに刻まれていて、恐怖を覚える等々、興味深い研究成果が満載の本であった。



「相性」 三浦友和著

三浦友和が山口百恵と結婚してから、どんな気持ちで夫婦生活を営んできたか?

二人の息子たちに如何に期待をかけず自由に育ててきたのか?

山梨県から出てきて、忌野清志郎と同じ高校にいて、一時はミュージシャを目指した彼がどういう経緯でアイドル俳優になり、そして、その後バッシングに会い、ハウスハズバンドになったか?

どうやって、割り切って映画俳優になったかなど彼の生き様と考え方が非常に良く分かる。

子供ふたりが巣立った今、百恵と友和は改めて夫婦というものを味わい楽しんでいる。それが良く分かる本であった。

なんとなく、目指してみたい夫婦関係を垣間見た気がした。。。



そして、最近一押しなのが。。。。

『雑草に学ぶ「ルデラル」な生き方』 稲垣 栄洋さんの興味深い本

イカメンがお手本にしたいと思った生き方を示してくれました。

とにもかくにも戦わない。戦わずして結果として勝つ。

夏場はワザと葉を枯れさせて地下でじっと冬を待つ、踏まれたらそのまま横に広がる。冬の間に開花の準備を始め、春の訪れに他の花が準備を始める時に既に花を一番に咲かせる等。何よりも驚いたのは草は木が進化したものであるということだった。

彼らの「ルデラル」の法則がそのまま人間社会にも当て嵌るから面白い。

①勝ち目のない戦、際限のない競争には、『初めから戦わない』

②常に他の草が嫌う道を進む『逆境を見方につける』

③良い環境を避けて『予測不能な環境にチャンスを見つける』変化こそが逆転のチャンス

④複雑な環境には多くの勝者が生まれる。

⑤オンリーワンでナンバーワン。『ニッチ』をずらして居場所を確保する。誰にも負けないカテゴリーを作ってしまう。

また、見事なルデラル戦略とは、

①大きな相手とは小ささで勝負する。

②チャンスをとらえてスピードで勝負する。だから準備は怠らない。

③多様な種でチャンスを広げる。発芽のタイミングの違う二種類のタネを用意するオナモミ。

④小さな成功を繰り返す事で命を繋いだ者が勝者。ワザと「短い命」に進化する。最大のリスク回避法。

⑤自ら変化しても目的は失わない。君子は豹変するを地で行く。

⑥見えないところで力を蓄えて骨太になる。たんぽぽの夏眠がそうである。

⑦踏まれても立ち上がらない。これが笑えるが最高の戦略。

最後に、日本では雑草魂とか、負のものや嫌われるものを崇める文化があるので、褒め言葉になるが、一神教である西洋では侮蔑の表現になる。狼は日本では大神だが、西洋では悪魔であるなど、大変面白い本であった。


今後踏まえておきたいものとして、彼の本も外せません。


「日本でテロが起きる日~地政学リスク講座2016~」 佐藤優さんの本

佐藤優にまたもや教えられた中東問題や宗教戦争。いくつかの目から鱗は?

国連憲章で定められた集団安全保障は、集団的自衛権とは違う。今回可決されたのは、個別的自衛権と集団的自衛権のベン図で言えば重なる部分だけである。集団的自衛権は、自国と密接な関係にある他国が武力攻撃を受けた場合、自国が受けたとみなして実力で阻止する権利。

公明党は創価学会インターナショナル(SGI)がある関係から、集団的自衛権には抵抗せざるを得ない。

 沖縄の基地問題は、1951年サンフランシスコ平和条約のときは、沖縄10%日本の基地が90%。1972年沖縄復帰時は、沖縄50%本土50%だったが、本土で基地への反対闘争が強まって1956年に、沖縄74%本土26%と現在に至った。

普天間の海兵隊は元はといえば、岐阜県と山梨県にあったというのが事実!

ロシアの「うまくやれ」は要注意。ロシアは毒蛇、ウクライナは毒サソリで、ウクライナのガリツィア地方とユニエイト教会がキーワード。

ウクライナからカナダやブラジルに亡命した結果カナダのエドモントン中心に120万人いて英語、フランス語についてウクライナ語が話されている。

イスラム国の流れは主流派スンニ派の4つの法学派の一つハンバリー法学派で過激派の95%以上はここから出ていて、原理主義そのものである。

コーランとハディース(ムハンマド伝承集)の本に書いてあることだけで、世の中のことは全て分かる。

そして「世の中が一番正しかったのは6世紀。ムハンムドが現れた時期」とされ下降史観に立っている。

カタールはイスラム国に対して有志連合に加わり空爆もしながら、イスラム国のアルカイダに金を払い襲われない二枚舌外交を展開している。イスラム国の指導者はバグダディで大学でイスラム法学を勉強し卒業したインテリである。イスラム革命を目論んでいるが、永続性はないと断じている。核を持つ可能性も否定しないが、「生産」の思想が全くないので、必ずどこかに寄生し収奪する思想しかないと語っている。

以上、大変お疲れ様でした。ご興味あれば是非。。。

最後は花図鑑をば。。。
そろそろ出勤のお時間です。

では、また!














































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