2017年10月25日水曜日

イカメン、「たまにはさ 初心に帰り 思い出す 読書記録も やってみるべし?」(その1)」

南しん坊さんが、対話形式で書いた漢方の本「丁先生、漢方っておもしろいです。」からの抜粋と感想(その1)
イカメン、「何事も 中庸なのが 丁度良い ちょいワルになり 世に蔓延ろう!?」

我々の皮膚には皮脂腺があり、不飽和脂肪酸を出して細菌感染を防いでいて免疫系防御の
手前で防御している。なので、皮膚と粘膜を丈夫にしておくことで一番いいのは風呂に入らない
こととか?

皮膚の垢はとても大事で人間の生体防御力を100とした場合、95%以上が皮膚と粘膜で、
体内の免疫系は5%以下である。やけどして皮膚が広範囲に脱落すると皮膚呼吸ができない
だけでなくそこから黴菌が入り敗血症になる。体表の40%以上をやけどすると命が危険。

粘膜と言えば、急性の放射線障害が一番恐くて、まず第一に胃腸の粘膜が放射線でやられて
起きるから、がん治療でも放射線の照射時には胃腸や膀胱にはあたらぬよう細心の注意を
している。慢性の放射線障害は血液や免疫系をつくる骨髄や神経系に障害がでる。健康診断
で受けるレントゲンやCTでも頻度が高くなれば起きる可能性が十分あって、「がん」になりやす
くなるので、拒否する人もいるぐらい。

「実証」「虚証」「中庸」タイプがある。
「実証」はとにかく体を動かすことが好きで休日でもアクティブに動く、瞬発力あり、徹夜も平気な
エネルギッシュなタイプで全体の5~10%ほど、
「虚証」は食べるのが遅く、食後は眠気がきて運動どころでない。スポーツはあまり得意でなく
すぐに疲れてしまうタイプで5%ほど、
残り80%はどちらにも属さない「中庸」体質で漢方では理想的なバランスのとれた体質で、病気
知らず医学的に目指すべきは中庸体質である。
「実証」は、疲れを感じる神経が鈍いため自分の体は丈夫と思い込み、無理を続けて中年以降
にがんや痛風、糖尿病を発症することが多い。銀行等でも役員に登りつめたら早死にするのは
こういうタイプ。
若いときは虚証タイプで中年を過ぎたころから中庸になり大きな病気をしなくなる人が長生きする。
ここから、その人が持っているトータルのエネルギーや可能性は同じで、人生の早くに出し切るか
持続して細く長く出すかの違いだとか、、、まるでネズミの心拍数とぞうの心拍数みたいな関係に
あると言われると、若いころ無茶苦茶な体の使い方をしてきたイカメンとしましては、もう老成して
休み休みやるのが、目標とする120歳まで生きるためには、必須の条件の様です。

さて、どうやら、これからは、どこで手を抜くいや気を抜くか、体を酷使せずリラックス人生を送るのか
慎重に検討が必要なようなのですな。。。

自律神経の乱れやすい人は「自己中」「主観」で生きてる。自分の感性が大事な人なので現実から
ずれていき、社会生活もずれ易くなってくる。
現代人にとって副交感神経が特に大事でないがしろにしてはいけない。なぜなら副交感神経は
免疫系を活発にして、血管の損傷を回復させる。だから糖尿の軽いときやがんになりかけのとき
はいかに副交感神経を活発にするかだ。そのためには睡眠で7時間ぐらいが必要で、その夜の
間に人間の体のメンテナンスをさせるべき。
動脈と静脈は1対1対応しているので、動脈が1本つかえると、それをサプライをしている領域が
全部機能不全になってだめになる。その代表が目と腎臓、脳や神経の一部でそこから傷みが
目立ってくる。

日本の鍼灸は自律神経の異常がもたらすいろいろな症状を調整するのが得意である。
鍼灸は皮膚や関節の閾値を上げるので、治療の後に同じ痛みの刺激がきてもそれを痛みと感じ
にくくなる。
  特に手足の冷えや肩こり、筋肉の張りなどの循環が悪いことにより引き起こされる病気や、
アレルギーやがんなど免疫力の異常によって起こる病気、うつなどの精神疾患にも効果がある。
さらに鍼灸は漢方と相性が良くて、併用すると効果が高まる。同じ治療者による診たてのもと、
患者に鍼灸と漢方薬を適用するのが理想的。スポーツのプロ選手は自分専用のスポーツ鍼灸師
を抱えている。

丁先生は、糖尿病は勝ち組の病気とも言っているが、何より素晴らしい指摘は、「糖尿になったら
一番恐れる状態はがんだと思わなくてはいけない。」だ。
 しかも検診を受けて血糖値が正常よりやや高い程度でまだ治療の必要のない範囲にある境界型
糖尿病と診断がついたら、ますがんの検診にいったほうがいい。
糖尿からくる病気全てが痛くも痒くもないので、痛くなって痒くなったらおしまいと明言されているのだ。
事実ハハウメンがそうであったから、他人事ではないと思うイカメンにも膵臓癌の気がない訳でもない
と自覚しておくべきなのだ。

がん遺伝子とそのがんの遺伝子の発現を抑える遺伝子の両方を持っているが、、何らかの事情
それをエピジェネティクスと言うのだが、抑制遺伝子がパーになる「DNAのメチル化」が起こると
発がんする様だ。これを元に戻す作用が植物成分などで徐々にみつかりつつある。
血糖値は変動しやすい、そこでHbA1cが重要な指標になってくる。その正常値は6.5未満である。
この点、イカメンは十分にクリアしておるので安心なんである。ただ、最近の研究では、6.7ぐらい
のちょいワルおやじが、一番長生きしているとも言う。間食もしない、夜食もしない、酒も慎んで
模範患者になるのも考えもんで、やはりそこはほれ「中庸」が良いのである。

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