2011年2月8日火曜日

イカメンの読書日記第二弾!

さきほど2010年11月の目次と12月の日記を通読した。いよいよ大団円に向かうのだが、その前に
読書日記第二弾をお送りする。

○「悪魔の用語辞典」副島隆彦著。神秘主義・悪魔主義こそ正義だという史実、彼らが迫害されたのは、あまりにも「本当のこと」をしゃべり過ぎ、書きすぎた人たちだったから。これは事件だ!イカメンの目を覚まさせた!そんな本なのだ。
⇒以下が、イカメンのコメントだ!(別に大したもんじゃないが・・・・)(2月11日完成です!)

【官僚組織】責任をとらない行政管理者集団(責任者に選ばれていないため、有権者に責任を負わない人々)で、国民の利益を考えなくて良く、国民に対しての実質的な国家権力や権限を持っている。①職務上の地位を失わない②金銭的な責任を負わない政治プレイヤーの一形態。よって、「官僚の含み権力を本来の帳簿価額」に引き下げる必要がある。⇒正に彼らは、国公試験上級に通ることで、権力の自由行使を手にしており、事務次官を目指しながら、様々な謀略に手を染め始める者が出てくる。これは、余談だが、国公試験の様にまともな参考書も問題集すら発行されず、試験範囲がひたすら浅くて広い外交官試験に一度目のチャレンジで敗れ去ったイカメンだが、門閥閨閥のないリーマン家庭の子息は、よほど優秀でない限り明日はないと言われ、それほど優秀でもないと自覚したイカメンは二度目を素直にあきらめ、リーマンとなったのである。一方で、後輩だと言ってもあまり嬉しくもない前原君が松下生計塾経由で外務大臣になってはいるが、、、、彼にしても、大抵の官僚にしても、結局は地頭が決して良いわけではないのだ。だから、、もう一度チャレンジしていれば、、なんて夢想する今日この頃。でも、もしなっていたら、今頃は蜂の巣状態だったかも?

【陰謀conspiracy】とは、共同謀議。⇒マイナスイメージに訳し過ぎたらしい。

【エリートelite】その才能、知性、権力、資産ゆえに、ある社会や組織において優れていると見なされるている少数の人々。元々、フランス語の「選ばれた者」から来る高学歴の人ではな「権力や資産を持った」人。ルーリングクラスであり、デイヴィッド・ロスコフ(米カーネギー国際平和財団研究員)によれば、「スーパークラス」で、この階層はメンバーの入れ替えはあるが、全世界に6000人程。ダヴォス会議のような会議に頻繁に顔を出し、階層内での交流・人脈の拡大と保持を図りネットワークを形成している。彼らは自分専用のガルフ・ストリームという高級自家用ジェット機を持つJet Setと言われる。⇒何だかなあ、結局は生まれながらにせよ、普通の人より何かずるがしこく立ち回ること(あの少々変人で孤立無援だが、しぶとく生き残り、独立系なので意外と経済ジャーナリストとしての目は確かと秀太郎も評価する森永拓郎によれば、、、「本当に一生懸命働いて稼げる年収は2千万円ぐらい、それ以上は何か胡散臭く儲けている連中」)で、一番資産を持つに至った人間たちが世界を支配すると言う事。まあ、それでもそういう人たちは、最近TVに出てくる超セレブの子息・子女達どまりのレベルか?彼ら彼女らが、豪華な調度に囲まれた自宅や別宅などを披露して、それを瞠目しつつ悦ぶ番組があるが、彼らは単なる優秀な消費者であって、スーパークラスではないだろう。そこには、どうも黄色人種は少なく?日本人はいないのかも、、そういう人々は、彼ら彼女らみたいな中途半端に資産だけを持つのではなく、権力もきっちり手にしている。才能・知性さえスーパーな彼らのはした金レベルで買えてしまうのであろう。子供に無駄な投資になるかも知れぬ学歴社会に汲々とする日本・中国・韓国の立場は?



【社会工学】世の中の役に立つ処方箋を書く社会科学を応用することを「社会工学」と言う。副島氏はこれを「文明化外科手術」。敗戦直後の日本は、アメリカによって社会工学と、強制的民主化により人種改良された。その心は「アメリカに二度と歯向かわない様にする」。⇒戦後未だに間接的植民知的統治されていることを自覚せず、「思いやり予算」の駄名の元に何千億円も、沖縄の米軍基地の為に貢いでいるのが、その証左である。フィリピンにしたって基地使用料をきちんと請求しているそうだし、アメリカにとって負担の大きい海外駐留軍事基地経費をわざわざ立て替えているのは、世界中でも唯一日本だけなのだ!

【正しい/間違いright/wrong】は、道徳的に良い、相応しいこと。法や義務に照らし正しい。事実として真実であること、or正しいこと。事実と意見を峻別する必要がある。英語の文体の直説法は事実、叙想法は意見や感情、さらには強制・脅迫・命令までこれでやるのに、日本人は仮定法などと勘違いしている。⇒ぎょっとしたzoi!西欧人からIf you are・・・と話しかけられたら注意せねばならんとイカメンは気づいたのじゃ!

【良いこと/悪いことgoodとbad】にはそれぞれ2種類の意味がある。価値判断のグッド(品質が良く、有用で、感覚的にも優れている)と倫理判断のグット(善良であり、法的に正しい)日本人が理解していないのは、バッド。価値判断のバッド(質が悪いね、生産性が低いね、○○が下手だね。」)倫理判断のバッドは(悪人、人間性のない→人格を攻撃するものとなる)この区別は、西欧思想では特段問題にならない。小室直樹が『超常識の方法』の中で数学の集合論に帰結するとしている。日本人はベン図の重なりを持っているが、西欧人は持っていないのである。⇒一神教と多神教の文化にもその背景があるのかもしれない。やはり、少しは聖書を勉強せねばならんな、その前に神道・仏教を知る必要があるかもしれんが、正剛先生に私淑でもできればなあ?いや小室先輩?か?

【自然nature】とは、西洋では「人間が作ったものでないもの」つまり「神が創ったもの、神が創造したもの」というニュアンスがある。よって、自然科学とは「神が創造したものを研究する学問」社会科学「人間が集団として作ったものを研究する学問」と考えられている。但し、Natural Law(自然の法則、自然法)は、物理学と法律学(法学)の両方で使われ、その中には「神が人間に与えたルール」という意味が含まれる。⇒うーん深いかも、でも東洋人の自然の方がさらに深いのでは?西洋医学と東洋医学、「無」という境地、無常を理解できる東洋人とそれが分からぬ西欧人ということも言えまいか?彼らが無宗教・多神教に耐えられるのかね?

【価格price】「価値」を表現する数値。価値は主観的なもので欲求を満たす効用。欲しがっている人が価格を決める。市場に流通しているお金の量が価格を決める。商品やサービスが持つ幻想に「価値」を感じ、高い「価格」でもお金を払う人が絶えないから「プライス・システム」は成立する。よって、ずる賢い人間が大金持ちになる。詐欺師が言葉巧みに二束三文の商品を売りつける。統一教会みたいに宗教団体が、そこいらの素人が焼いた壺を破格の値段で、信心の深さに比例すると説いて買わせる。確か「フリーター家を買う」でもあったっけ?今の不幸をなくすため、水晶玉や表札や印鑑などを買えというもの等々。でも、普通のスーパーや一流セールスマンも、金額でなくパーセントで値引きを大きく感じさせたり、営業トークで大したもんじゃなくても「値ごろ感」「お値打ち価格」などと売りまくる。最後にCMでプライスレスなんて言うのまであったが、それこそが逆説的なんじゃないか?なんだかなあ~

【スピリチュアリズムspiritualism】バラモン教の差別思想。肉体と別に霊魂が存在する。さらに霊魂こそが唯一実在する生命の根源で、肉体は単なる容れものに過ぎないと言う思想もある。これがオウムの「ポア」に通ずる。インドの先住民を征服したアーリア人が民族の純血を保つためにカースト制度を作り、それが基盤となって生まれた自然崇拝の多神教、それがバラモン教。支配層・執行者・奴隷・不可触民の恐怖の感情によって均衡を保つ差別思想で、「霊魂の実在」「カルマ(業、行い)によって魂のレベル(階層)が異なる」「魂の生まれ変わり(輪廻転生)」の考えがこれを支え、悪い事をすれば、頑張らなければ来世下の層に落ちると脅す、しかしその基準「良いこと/悪いこと」があいまいである。これを悪用しそれは教祖が決めるとしたのが、新興宗教であり、現代のスピリチュアリズムの危険性でもある。だから、自分の頭で考え、仕掛けてくる人や策謀を持った人たちに思考を委ねる事が大切だ!新興宗教や電通に踊らされない「B層」から脱出すべき。このバラモン教に異を唱えたのが、仏教であり、霊魂の実在を認めない思想。霊や死後のことを口にするのは釈迦本来の仏教ではない。釈迦がカースト制度を打破し、人々を差別の恐怖心から解放したかった。仏教は人民救済思想である。⇒イカメンは、思いついた!!江戸時代の士農工商はカースト制度の焼き直しを加工したものに見えるが、宗教ではない。誰がこんな巧妙な差別制度を発案したのか?しかもキリスト教は否定するが、仏教は全く否定してはいないのは何故か?イカメン調査が必要だ!「霊媒師」から「スピリチュアル・カウンセラー」に名前を変え大成功したものがいる。言葉は大切である。良くも悪くも、言葉が成功と失敗を決め手しまう。「初めに言葉ありき」は至言だ!

【愛love】人が心に安らぎがあり、穏やかに暮らせること。キリスト教では「人間を動物に対するように残酷に扱わないこと」仏教でもイスラム教でも愛に対する思想は同じである。仏教の「愛」に通ずるのは「慈悲」。イスラム教では「弱いものに対する義務」。釈迦は通常「愛」を説かないが、心と生活の基準である中道の生きた「八正道」を教えた。①正見(正しく見る)②正思(正しく思う)③正語(正しく語る)④正業(正しく働く)⑤正命(正しく生活する)⑥正精進(正しく人と調和する)⑦正念(正しい目的意識を持つ)⑧正定(正しい反省)⇒惜しみなく与えるものが愛であると、考えていたイカメンだが、「相手を守ることや扱いに関するものだ」と「それが差別をなくす根本ではないか」と、はたと気づいた次第である。

【分析analysis】世界を把握するための鋭利なナイフ。「ものごとがどのようにできているのかを見るために、それをどんどん単純な形に分解していくこと」。分析とは分解の道具で、ぜんたいを見ただけでは分からないことをさらに分かろうとするための道具。化学では「分析」数学や統計学では「解析」。「析」とは木を斧で細かに切り分けること。反対語は、synthesis総合、統合、合成。アナリストは、専門分野の知識を使って本当に複雑な状況を解き明かしてくれるものでなければならない。分析結果に対して、常に二つの誤りをよくよく考えて判断をしなければならないというのが、科学の立場。すなわち、有るものを無いと言ってしまう誤り無いものをあると言ってしまう誤りである。しかい、DNA判定に対して判決を誤った裁判官達が「分析結果は常に中立公正だ。」と理解していたのであるなら、文科系が理科系の数値にひれ伏した事になって、疑わしきは有罪を拡散量産するリスクがある。その為には、分析が上手く動く3つの条件を知るべき、①全体は部分で出来ている。②より細かく分けたほうがより詳しく分かる。③分けても元の状態と質が変わることはない。これが分析家を縛る自戒となる。凄いことだ!とイカメンの目にうろこはないが、ポロリと落ちた!文系のイカメンもこの自戒を胸に、世の中の世迷いごとやマスコミの暴力を、冷静に分析していきたいと改めて誓うのである。

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