2012年4月14日土曜日

イカメン、「書斎にて 晴耕雨読 実センス 体操だけは 欠かせませんが?」

さ、おはようございます!今朝は午前3時14分の起床。ようやっと、普通のリズムか?と思いきや、体操はこれから、ジョグは『・・外は~♪雨~♪・・・』という事で、お休みです。

じゃ、朝の黄金タイムに、イカメンに訪れた創発の知見とは?


え~、カレーカールを爪楊枝で指せば、パソコンしながらでも美味しく頂けることに、今気づいております・・・そこで、一句。

『華麗だね カレーで隠す 加齢臭』 藤丸

という事で、どういうこっちゃ?

だいぶサボってましたので、お詫びの印に、イカメンの1週間の僅かばかりの収穫物をご披露しましょうかね。御用とお暇のない方以外の、 皆様には、御付き合いをお願い致しまして、はじまりで、ございます。

(その1)

カリフォルニア人について

まずは、今朝のポッドキャストから、ご存知「文科系トークラジオLife」『好き好き大嫌い★アメリカ西海岸』が、面白かった。まあ、主役の新進気鋭の社会学者チャーリーこと鈴木謙介氏は、育児休業中なので、速水ケンロウ氏が、メインキャスターなのだが、・・・・・・

西海岸といえば、ロス、サンフランシスコが思い浮かぶ方も、多い筈で、かくいうイカメンも今からさる20年前にバカンス休暇で、サンフランシスコ⇒ロス⇒ラスヴェガスなどを巡ったことがあるのです。

で、勿論そこは、カリフォルニア州ですよね。リスナーの長野で英語教師をやっておられる方のメールから、話が展開しました。

まず、カリフォルニア州ですが、全米で3番目に面積が大きく、人口は第1位。しかも、高度の最高地点と最低地点がこの州にあるなんて、知りませんでした。ここにはシエラネバダ山脈があるのですが、てっきりロッキー山脈の方が高いと、ウン十年間ず~っと思ってたイカメン。最高地点は、ホイットニー山4421mで、最低はデスバレーだそうだ。んN~本当に?ホイットニー?ヒューストン・・・・はもっと北か?

もともと昔スペイン領であったメキシコから、1850年の米墨戦争で、アメリカに割譲された比較的歴史の浅い31番目の州だそうです。そして、南北に1240キロメートルもあるので、北カリフォルニアと南カリフォルニアでは気候も、風俗もちょっと違うのだそうな。

北カリフォルニアは、夏でも寒くて、南カリフォルニアでは、冬でもTシャツを着ている人がいて、サンフランシスコの人たちは、ロスの人たちを、まあ底抜けに明るくてアホだと・・・一般的な・・感覚を持っていたと・・・・

そういえば、みうらじゅんに「カリフォルニアの青いバカ」という迷著がありますが・・・

ここで、なんだか?話の流れについていけなくなり始めたんですな。イカメンのイメージでは、サンフランシスコの方が、南にあると、す~っと思ってきたから・・・・ネットの地図を見て、ようやく気付くお粗末、とど松、ジュウシマツ・・・なんですが・・・・この違和感を、必死で消してから、やっと頭の整理がついた次第です。皆さんは大丈夫ですかね?これじゃあ日本の県の場所が分からない、近頃の脳みそに皺のないアーパーギャル達?(しかも、相当ふる~っ!)を笑う資格は、ありませんね。

西部の開拓時代、ゴールドラッシュで人が大勢流入して、最終的には全米第1位の人口を誇ることになるのですが、元はと言えば19世紀初頭のサンフランシスコには富裕層が最初に来て、その後普通層が、1920年代から貧困層がやってきたそうです。

簡単に整理すれば、北カリフォルニアサンフランシスコとベイエリア、シリコンバレーがある。ヨーロッパや日本に近い落ち着きのある移民文化が根付いていて、夏も涼しく湿気が多い、ファッションは、重ね着したお洒落なもの、町並みは歩ける町が多い。一方、南カリフォルニア:ロサンゼルス、メキシコ国境に近いサンディエゴ、そしてハリウットがある。気候は温暖で、乾燥していて、ファッションは、Yシャツ・ビーチサンダル・ジーパンと言ったラフなもので、サーフィンも盛ん。ロサンゼルスは、歩いている人は殆どおらず完全なる車社会である。

音楽では、西海岸にキャピトルレコードが出来、60年代にモータウンレコードが移転してきた。坊ちゃん、ボンボンの文化とも言える。ロスは、軍需産業集積地にもなり、そこから改造車を楽しむホッドロッド文化が生まれた。アメ車のでかい車を格納するということで、大きなガレージが造られるようになり、そこでは、車の改造以外に、アンプを置いて音楽をやったり、コンピューターの製作が行われる「ガレージ文化」が起こる。グーグルや、アップルのスティーブジョブズらが、そこで新しい時代を築き始めた。

その2

話を聞いて読んでみたくなった本たち

譚ロミ著「中国共産党の13人」新潮新書「日中百年の群像ー革命未だならず」(上下)新潮社
三浦佑之「口語古事記」今年は1300年の神話祭が、出雲大社中心に行われるらしい。
それから、最近亡くなった吉本ばななの父で、知の巨人として全共闘世代の思想的バックボーンとなった吉本隆明「共同幻想論」但し、最近の原発問題に対する発言は、科学の発展の必然として受け入れざるを得ないといい始め、立花隆などと同様に、やや晩年を汚したと、それにそもそも吉本氏は海外の知見を全く拡げなかったことで、大きな誤認を前提とした議論をしていたとの批判もあるが、この本は、名著だと・・

鈴木大拙「禅と日本文化」や西田幾多郎「善の研究」の禅の師である釈 宗演著「菜根譚講義」

いずれも、少し手強そうなだけど・・・

その3

「人間力の科学」小阪裕司著から


ピアラーニングというPeer(仲間)と協力して学ぶ方法の大切さ、今や教育は「結果の伝達」でなく「過程の共有」にこそ意義があると、


何故なら
「限られた時間内で利用可能なリソースが増える」×「相互作用で理解の進化がもたらされる」=

他者を通して自分が変わり、副次的に理解の深化が図れるというのだ。確かに、人に話すことにより、雑然としていた頭の中が整理され、対話によりアウフヘーベンされ、思わぬ気付きがやってくることは、多いものだ。

東西の技術体系を、4つの「M」で比較すると、・・・・

西欧の技術は、
①Material:均質な素材を・・・鉄材など
②Machin: 機械で加工し、
③Method:設計者が考案した標準化された方法で、
④Man:  作業者がただ淡々とやる のが、近代西欧のものづくり、ラインシステム、オートメーションに代表されるという。

一方、日本の匠を代表とする技術は、
①が、不均質な素材・・・・木材、日本刀の玉鋼鉄など  の扱いに慣れていて、③と④が不可分で③は標準化されず、④の人の中にある一子相伝みたいな不即不離の関係にある。

つまり、西洋のように、作業者と技術開発者が分業していない日本では、現実現場現物の三現主義で、五感情報をキーにして、過去の経験からの大局観を柱としていると。


消費行動の基本は、 Having⇒ Doing ⇒ Being
即ち、自分が、「何を持つ」から、「何をしているか」へ、そして「何者であるか」へと変遷していて、今や文明の曲がり角に来ている。

それは、価値観が機能優先から意味充実へ、今いる場所で、仕事で、いかに充実できるのかが大事であると、感性消費とも呼べるものが主体と成る感性社会パラダイム転換してきたのだと言う。

具体的には、5つのシフトが起こった。
欠乏動機⇒  差異動機
効率人間⇒  付加価値人間
管理   ⇒  支援
ネットワーク⇒ リゾーム
社会統合⇒  社会編集


感性とは、悦びの感情をもたらすものである。

そして、17世紀のデカルトの二元論(精神と物質)、要素還元主義を礎とする近代科学の流れにも変化が求められている。細かく切り刻み構成要素を解明し、分子、ナノレベルまで達した近代医学やその他の学問も、細分化しすぎて全体が見えにくくなって来たのだ。

あの福岡伸一も「生物と無生物の間」で述べていた・・・生物は分けても分からないと言う動的平衡論が脚光が浴びる訳である。

そして、これからは、感性工学によって、分離された学問を人間中心に融合し、人の役に立つ学問体系を作る取り組もうと小阪氏は提唱して、ワクワク系ビジネスを10年以上前から立ち上げてきた。デカルトに負けたパスカルの提唱していた「幾何学の精神」と「繊細の精神」の両面を併せ持つ考え方にも通じる。

この感性工学や彼の属する神経経済学などを見ていると、大事なことは全体をつなぐ編集力が重要なスキルになって来る訳で、ここで、我が尊師松岡正剛氏のフィールドワークの重要性を再認識せざるを得ないイカメンなのである。スティーブジョブズが、文系と理系の交差点に立つ人間となった様に、小阪氏の提唱するバルバロッサな人となって、融合された智慧を持ち、繋げる力と編集力を持った人財になりたいと誓うイカメンなのである。

相当大袈裟には、東大総長小宮山宏氏の学生へ向けた「本質を捉える知」と「他者を感じる力」と「先頭に立つ勇気」を持ちたいものである。



まあ、今日も今日とて、まとまりがなくなってきたので、この辺でお開きにさせて頂きます。
おつかれさまでした!

では、また!

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