2011年8月14日日曜日

イカメンの想い~やはり日本人は誇りを失うべきではないだろ?

おはようございます!今朝の起床は午前3時53分でした。腰防24腹筋100(累計5500セット)を終え、もはや腕やら顔やら足から滴る汗に余がマットは、大洪水です。

今朝のポッドキャストこそ、タイトルコールを改めて感じさせるものでした。アサカツ金曜日に登場した博多の歴女こと白駒妃登美さんの伊能忠敬の話です。彼女は、「人生に悩んだら「日本史」に聞こう」を出しているそうですが、中々の話し手巧者でもあるのです。

キーワードは、

伊能忠敬は最初は、傾きかけた造り酒屋の入り婿だった。
10年で建て直し、さらに10年で事業を拡大させた。
毎夜1~2時間抜け出しては、夜空を眺める大の星好きだった。
50歳で長男に家督を継がせ、天文方歴局の高橋至時(よしとき)当時31歳の弟子となった。
地球の大きさを測ろうと、口実に蝦夷地の地図作ることにして幕府に申し出許可を得た。
北極星を江戸と蝦夷地で角度を元に地球の大きさを測るつもりだった。
55歳で地図を作り始め、71歳になり後は球面と平面上の誤差を読み替える計算を前に亡くなった。

彼が55歳の時、ペリー来航の50年前だった。


第一回目の蝦夷地への旅で、彼らが割り出した地球の大きさは約4万キロメートルで、これは当時ようやく西洋で先端技術の機械を元に計算された数字と合致していた。
忠敬が死ぬまでに踏破した距離も約4万キロメートルだったそうな。

伊能忠敬は、方位磁石自分の歩幅と天文学の知識これだけで、西洋人も驚くほど精巧な大日本沿海與地全図を作り上げた。
GPSやスーパーコンピューターでの測量図との誤差は1000分の1の精度だったそうだ。

③’その歩幅を正確に69センチとなるべく特訓した


イカメンが、食いついたのは・・・・①と②。

これは、以前寺島実郎が述べていた。日本に最初にやってきたのは、ペリーの黒船なんかじゃなくて、ロシアなんだと言う話につながる。裏付けとなる史実だからだ。

「そもそも幕府が何故忠敬らに許可を下したか?」というのは幕府領であった蝦夷地に度々出没するロシア船に対する防衛上、蝦夷地の地図を作ってくれる話は、正に渡りに船だった。

そもそも、ピョートル大帝に謁見し日本語教師となったのは、カムチャッカ半島に漂着した大坂の商人、伝兵衛だった。それが1696年と言う。・・・この人は日本人で初めて気球に乗せて貰ったとか・・・・とにかくアメリカが鯨油を求めて日本に漂着して後、ペリーが浦賀に来るより、150年も前にロシアは日本に注目していて、接点があったと言うのは、興味をそそる話なのである。

続いての食いつきは、③。

日本は、アメリカが内戦で忙しく、イギリスとフランスの睨み合いの中で、奇跡的にも植民地化しなかった訳だが、もう一つの原因は、西欧人がキリスト教による近代化を施してやらねばならぬと言う大義名分が通じないほどの江戸時代の人々の民度の高さ(識字率の高さ)や貧しいながらも礼節を知るレベルが欧州貴族並だったことが、あげられるが、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

やはり、測量器具なども使わずに忠敬が作った地図の精巧さ、その技術力に底知れぬ脅威を感じたと言う話が、何よりも興味をそそったのだ。かつ、正確に刻まれた忠敬のストライドが69センチと言うのが、・・・・・・やはり凄い!

てな訳で、またもや日本人の優秀さを再認識した次第である。

加えて、聴いたもう一本は、今や中国でもっとも有名な日本人になった加藤嘉一氏の話。彼が2003年単身北京大学に入学して2011年までの間に中国で築き上げたモノの凄さ。彼のブログは胡錦濤国家主席が読み、ついには直接対話した経験も持つと言う。


彼の対談を聞きつつ、イカメンとしては、
彼の著書われ日本海の橋とならん 内から見た中国、外から見た日本‐そして世界」
を是非読みたいと思った次第だ。内田樹の「街場の中国論」と対比させてみればきっと面白い。


これからの中国と日本の付き合い方が、読み取れるかもしれない。


最後に、GROUSEが今日帰国した。彼は、ニューヨークで何を見て、何を学んだのだろうか?


遠い昔に、あの新渡戸稲造が、「われ太平洋の架け橋とならん」と言いアメリカ人に「武士道」を伝えた。そして、今中国人に加藤嘉一氏が同じことをしようとしている。これからの日本の若者が、誇りを持って、海外に接するには、日本の歴史から学ぶべきこと、それもアメリカに吹き込まれ、塗り替えられ、洗脳された歴史の蓋をこじあけることこそ必要な時期に来たのではないか?


とお盆の夜にひとりごちるイカメンであります。


では、・・・また!



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