2011年6月12日日曜日

イカメンが、惚れる役者魂とライター魂?

おはようございます!素直な出だしの朝は午前3時44分起床。奇しくも昨日と同時刻。腰防18セットに腹筋20セットといよいよ腹筋1000回100セットに向けた遠い旅路?のスタートです。

100セット成就の暁には、イカメンの腹筋が果たして割れてくるのでしょうか?露天で売られるイカ焼きみたいに?
あっ、想像するのは、やめましょう!気分悪くなる方が出ますので・・・

ところで、昨日のリハビリは雨のせいもあり、1番でした。といっても何ももらえませんが、いつもより長めにマッサージを受けた気がします。はい、気のせいです。多分。

で、愛車オデッセイ号で、嫁と東京ビックサイトに向かい、アロハシャツなんかを○割引でゲットしました。今年の夏は活躍しそうです。ところで、新作のポロシャツの他にクールビズ用のビズポロなる商品が、結構出ていました。ワイシャツ風のポロシャツ生地と言ったものでしょうか?○割引きとは言え結構元値がいいお値段ですが、いいものはやはり長持ちするし、着心地がいいし、やっぱりいいと、イカメン的には昔懐かしいJ-PRESSのお世話になっとります。え~、ハイ!定価ではとても手が出ないもんで、重宝してます。O君ありがとうね!

さて、タイトルコールについてです。

何でしょうか?

そう、読み終えたのですよ、小松成美著「さらば、勘九郎~十八代目中村勘三郎襲名」をね。
耳元では、Ben E. King & The Driftersの『When My Little Girl Is Smiling』が、乾いたギターをバックに、ご機嫌に流れています

織り込まれた、歌舞伎の演目が、前後の勘九郎の話とともに実に効果的に、解説されている歌舞伎初心者本にもなっていて、思わず頭の中で勘九郎が舞い踊る姿が想像出きる仕組みになっています。これは、小松成美の筆致の凄さというか、それほど取材相手の懐に飛び込んでいけて、一流の人たち(中田英寿、イチロー、その他日本伝統文化の匠たち・・)に自然と受け入れられる彼女のライターとしての矜持が、共鳴するからだと思いました。

彼女は、勘九郎の舞台を観て、楽屋に行き演じたばかりの勘九郎の思いを聞き、その後の仲間との食事にも同行し、時には一緒にタクシーの中でも話を聞き、自宅で歌舞伎の話をするのが好きな勘九郎に付き合い、朝まで酒を酌み交わし、彼の芸に対する熱い話をスタッフとともに聞きと・・・勘三郎襲名までの約4年間密着取材して、書き上げたのがこの本なのです。

それほどまでに、信頼を受けた彼女は、初めは歌舞伎の普通のレベル?のファンで、ありましたが、・・・・取材対象にのめり込む時の彼女のパワーは、凄いものがあり、相手と伍していけるほどの何か強いものがあるのです。それをともかくライター魂と呼ぶしかないと考えた訳であります。

中村勘九郎とは、どんな男か?

これは、本を読んで頂くのが一番良くて、彼の印象的な言葉だけ少しご紹介することにします。
~あっ、次は大好きなBilly Joelのアルバムに突入した。今日は少し長くなりそうな心配?
リハビリの予約は?え~いめんどうくせえ~、あれ?

「感性の触覚に絶縁体を被せたようじゃ、瑞々しい芝居は出来ないよ。心を弾ませていれば、役者の筋肉はその役のためにしっかりと動くもんです。」

また、屈強な肉体がなければ、優雅な動きは作れないそうなのだ。太極拳を思い浮かべてもらえれば、わかりますよね。そして彼は、『娘道成寺』を軽やかに踊るため稽古のときに重りをつけて踊り、着物を2、3枚重ね着したそうだ。その事を、坂東玉三郎にこっそり話したら、・・・「あんたもそうしてたのね、じつは私もそうなのよ!」と言って重りの入ったプロテクターのようなものを見せてくれたそうだ。
⇒女形をやるのにも屈強な筋力が必要な訳である。

彼らの稽古の過激さを表現する話がある。
「酸っぱいレモンが『甘い』って感じたら、やっと休憩

彼が、通常の演劇の世界から歌舞伎に引き込んだ人たちがいる。

競演や脚本・演出をしてもらって、いわゆるコラボレーションで、歌舞伎の新たな世界をどんどん紡ぎ出して行く勘九郎は、勘三郎襲名までの4年間を怒涛のごとく疾駆したのである。

笹野高史(プリンセストヨトミの長曾我部、というか釣りバカ日誌のスーさんこと、社長役の三國連太郎の運転手役)、野田秀樹、渡辺えり子(ご存知、座長で女優で作家)、演出家串田和美(コクーン歌舞伎を皮切りに、ニューヨーク公演も彼の演出)などである。野田秀樹とは同年代でもある。

彼の友人には、大竹しのぶ、唐沢寿明ついこの間、「ふたり」を読んで正体が分かったホンモノの役者馬鹿)そして、彼が「学さん」と呼ぶ笑福亭鶴瓶「おかあちゃん」と呼ぶ藤山直美。江川卓。

もう一人、彼を評価した落語家がいた。「仮名手本忠臣蔵」での早野勘平が手をパッと自分の脚に置く、父勘三郎から教わった特別の”間”を演じた場面で、その男は、突然『うまい!』と声をかけた。勘九郎はあの間が分かるなんて只者じゃないと思った。その後、楽屋にメモみたいな小さな紙切れが届けられた。そこには、『来てよかった、観てよかった、ブラボー!』書いてあった。

誰か?・・・・・・・・・・・・立川談志である。

流石、やることが粋である。


波野哲明(のりあき)。これが彼の本名である。役者魂を持った熱い男、現在は、第十八代 中村勘三郎を名乗っている。彼の歌舞伎を是非観に行きたいと考えるイカメンである。

今からウオーキングに出かけます。と言いながら・・・・

最後に、後少しの「超訳 ニーチェの言葉」から、最近のイカメン的心情相応しい言葉をみつけました。
第Ⅷ章「愛」の154。そして、気づきましたこの本は、聖書みたいな読み方が一番相応しいと。


愛し方は、変わっていく

若い時に心惹かれたり愛そうとするものは、新奇なもの、おもしろいもの、風変わりなものが多い。そして、それがホンモノか偽者かなど気にしないのが普通だ。・・・・・
人がさらに円熟してくると、若い人が単純だとか退屈だとか思って見向きもしないような真理の深み好んで愛するようになる。・・・

真理が最高の深遠さを、単純なそっけなさで語っていることに気づくようになるからだ。
人はこのように、自分の深まりとともに愛し方を変えて行く。

はて、イカメンはどの程度、愛し方を変えてこれただろうか?
昔大嫌いだった「型」や「基本」というものが、妙に気になり始めたことだけは、確かな気がする。


歌舞伎の世界は、さて、どの様にイカメンを迎えてくれるのだろうか?最近の若者は逆に歌舞伎を新奇なものと捉えているのだろうか?いや、もしかしたら、既に真理を捉えているのかもしれない。

ヤバイぞっ!

そう思うと、今すぐにでも、20年前働いていた東銀座の松竹ビル(現NTT東銀座ビル)のはす向かい(そこに歌舞伎座はある)に、走り出したくなった。

何故そんなに近くにいたのに、一度も足を向けなかなかったのか?

いや、学生時代、U君が猿之助の宙吊りに熱狂していた頃に、イカメンもちょっとは覗いてみれば良かったじゃないか?

そうだ!もう一人のU君(綾辻行人)のバイクの後ろに乗り、寒風吹きすさぶ大晦日に、向った京都南座で、観たのが、どうして歌舞伎でなくて山崎ハコだったんだ?いえ別にハコは悪くないです。

なんて、ちょっと後悔してたりもする訳でして


・・・・・要は、若い頃にいくらでも歌舞伎と接するチャンスがあったのにと言う事ですわ~

こんなことダラダラと書いてたら、耳元に流れるのは、
Miami 2017 (Seen The Lights Go Out On Broadway)
http://www.youtube.com/watch?v=oPpKfnNkDB0&feature=relatedに変わった。

ちょうどいい幕引きであろう。

今度はブロードウェイの舞台に勘三郎親子が連獅子を舞っている姿が、何故か浮かんできた。

では、いつものように長々とお付合い頂きました皆々様、あつ~く法要の御礼をば?ん?抱擁?
何故か?Goodnight Saigon
http://www.youtube.com/watch?v=j6gZefW4yEA
が聞こえてきた~

ん~基本、Billyは最高で・・・・ある。何である。アイ(愛)デアル。
って傘のコマーシャルが・・・
あかん!とまらへん!

失礼します。

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