2011年10月3日月曜日

イカメン、「百姓は 万能の人 奇跡のリンゴ!」(またも字余り!)

おはようございます!今朝の起床は午前5時21分でした。腰防30セット。ザッツオールです。本当は3時、4時と目覚めた筈だったのですが・・・何か変な待合室にいて・・夢でした。と言う訳で今朝は、腹筋もジョグもブログも出来まへんでした。

ところで、タイトルコールですが、・・・段々川柳のルールから外れだしましたが・・・これは?

そう!「奇跡のリンゴ」を読了したのです。もう感動の涙涙で、不覚にも帰りの電車に座りながら、落涙に目頭を真っ赤にするくらい感激して読みきりました。木村秋則は、ノアの箱舟のノアの様に、両手を広げこう言うのです。「さあ、私の船に乗りなさい」と・・・名利も見返りも求めずに自分のなすべきこと、つまりは、・・・・・・・

少年時代に兄とリンゴの木を植えたのも、四つのリンゴ畑の中でまず最初に無農薬にしたのも、銀色に輝く人(宇宙人)を見たと言ったのも、山ですべてを終わりにしようと決めてロープを編んだのも、七つだけ花が8年ぶりに咲いて9年ぶりに満開となったのも・・・この畑で、ず~っとリンゴの木に向かい合い続けたのだ。人々から揶揄され、「カマドケシ」と馬鹿にされ、極度の貧困に苦しみならがら、一つの道を歩き続けた。・・・そして、無農薬無肥料の奇跡のリンゴが出来た。

その9年かけた成果を特許も取らず、彼は、全国を回り農業指導を続けているのです。相手はリンゴ農家だけではなく、米に野菜にお茶、マンゴーやオリーブの栽培者にいたるまで、最近では外国からも招かれ講演をし農業指導までしている。そして、みんなに「収穫が安定したら、次は出来るだけ価格を下げるように」とアドバイスしている。

それらは、全て無農薬栽培の作物が、裕福な人のための贅沢品とするのではなく、みんなが無農薬のリンゴを選んでくれるように・・・そうして、普通の農家が本気で無農薬無肥料で農作物を作ることを考え始めることを願って・・・・ただ、それだけしか考えていないからである。



イカメンも、トマトや野菜を出来るだけ痩せた土地で栽培すれば、強くて美味しい農作物が育つと聞いたことがあるが、正に木村氏はこれを実践している百姓なのである。

名字が許された時に職業に応じた姓を名乗ったというが、百姓は、農学博士天文学者気象予報士土木技術者機械工薬物博士料理研究家等々であり、正に百の職業が出来なければ務まらないと言う事で、百の姓を持つ「百姓」となったとも聞く。

だから、百姓とは、決して差別用語なんかじゃないと・・・

しかも、木村氏は、どんな専門家が束になってかかっても、負けはしない。

何故なら、雑草伸び放題で、あらゆる害虫や益虫がうじゃうじゃいて、そして他の畑の何倍もの微生物が存在していて、白神山地の原生林とも状態が似ていると言われる”ビオトープ”の様な・・・そこに全ての食物連鎖が存在する自然そのものの・・・・・・・リンゴ畑の木の下で、ただひたすら、悩み格闘しながらも、虫や生き物たちを観察し続けてきたからである。

本にはこう書かれていた。
自然は細切れになど出来ない。・・・自然の中に孤立して生きている命など存在しない。・・無数の命がつながり合い絡み合って存在している。』リンゴの木だけを自然から切り離して、農薬漬けにして肥料を山の様にやっても、自然のバランスを壊して作られたものはやがて消滅する運命なのだともいえる。

ともかく、年間13回以上も農薬を撒布しなければ今のリンゴは出来ない、別の意味で我々は自然の果物ではなく化学薬品で出来た果実を食べさせられているのだと知って驚いたし、木村氏がこの無謀な行動を始めた理由のひとつに、奥さんが農薬過敏症で農薬撒布作業時等に倒れたりしたことにあったと聞いて、ますます興味深かった。

てな訳でして、皆さんも是非「奇跡のリンゴ」をお読みください!

では、また!

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