2012年6月19日火曜日

イカメン、「本当に 意識をなくす 痛みとは 深遠なるよ  人体防衛! 」

こんばんわ!気付いたら二日が経ちました。日曜日のリハは、ハープのキノッピともいい雰囲気で、Georgia on my mind のセッションが出来、K先生からも100点満点、抑揚が素晴らしい!本番に強いですねと誉められて、ウキウキ揚々と戻ってきました。

だから、と言う訳ではありませんが・・・・その夜、悲劇が訪れました。

父の日という事で、調子に乗って、ビールにワインとチーズなんぞも頂きまして、痛み止めも効かなくなるよと言われましたが・・・・腰に違和感を感じながら、いや多少の痛みを右腰に感じていたので、左を下にして、食後ソファに横たわっていました。


ついつい、うとうとと夢の中へ・・・・嫁さんによれば大鼾をかいてたようですが・・・・呼び起こされて、何故だか、うまく起き上がれないので、左手を引っ張ってもらいました。


次の瞬間、左腰の奥の深いところから、左大腿部にかけて、百万ボルトの電流が流れたように、激しい激痛が、走り、思わずうめき声を上げて、身体が歪みました・・・ような気がします。何とか両足で立ち上がろうとしたのですが、痛みで中腰の状態・・・何とか椅子に座らされました。嫁さんの「大丈夫?」「どうしたの?」と言う声が、何度も・・・段々遠くに聞こえて、答えることも呼吸も怪しく、両手足から、全ての血が引いていき、身体全体が鉛の様に重くなっていき・・・次第に意識が薄れ始めました。


 何とか、倒れこみたい!でも、そこまで身体が動かない。このまま、・・・意識が・・・ふと、脳梗塞?という不気味な言葉がよぎりました・・・


 その間も痛みが続いていた筈ですが、何とか右半身を下にして、絨毯の上に横になりました。しかし仰向けになろうと左足を動かそうとすると、再び激痛が襲いました。何とか、左サイドにクッションを挟んだ斜め45度の状態で、10分はいました。でも、苦しさは変わりません。救急車?いやいつもの首吊り病院?は、もうやっていません。


 その内、右半身が痛くなってきました。こうなったら、何とかうつ伏せになるしかないと、波のように押し寄せてくる痛みと闘いながら、うつ伏せになりました。そこから、30分以上前にも後ろにも、身動きできなくなりました。全身の力が入らず、自分の身体の重さを恨みたくなるほど、どんどん胸への圧迫感が増してきます。


人間の身体の不思議を思いました。四肢に力が入らなくなると、人間の身体なんて、ゴム人形みたいで、重さが余計に増すようです。普段は、筋肉の力が、バランスを取っているからなのでしょう。


 そんな半ば呑気な、でも苦しみの中で、今度は段々情けなさを覚えました。そうこうしている内に約1時間が経過しました。時計はもう午後10時を回りました。匍匐前進ならぬ、手と足を交互に数ミリずつ動かせるようになってきて、・・・やっとの思いで、身体を膝間付く姿勢まで、起すことに成功し、書斎のリクライニングチェアに必死の思いで、すがり、よじ登り、座りました。


 その晩は、寝床に横になれそうもないので、リクライニングチェアで眠りました。正確には、殆ど寝た気は、しませんでした。翌日は、当然出勤など無理でした。関係者にお詫びの連絡をして、休むことにしました。


 そして、昨日は、首吊り病院いや、整形外科に車で運んでもらいました。幸いにも、院長先生に診てもらうことが出来ましたが、状況を説明するなり、「なるほど、じゃあ、点滴と注射をします。」と即決されました。「えっ!注射ですか?」「なに、そうだよ、やったことないの?」「え~、まあ^=(冷や汗、脂汗↓)」


 実は、イカメンは注射が大の大嫌い。腰に注射って、それ、噂の脊髄注射みたいな、あのブロック注射のことか?と物凄くびびりました。でも、またあの激痛には見舞われたくないし、今も一旦横になったら、中々起き上がれない状態は変わらないし、・・・後で聞いたら、正確には、トリガーポイント注射というペインクリニックとかでも使われている注射でした・・・


『予想のつく一瞬の激痛と、ふいにやって来るなが~い激痛とどちらを選ぶ?』と言われたら、皆さんならどうでしょうか?予想のつく激痛とやらが、恐いと思いませんか?ハイ、痛みに弱いイカメンです。


 どうやら、先に点滴をするようで、注射はその後と聞き、ちょっとホッとしました。けど、点滴も、針を刺すから痛いじゃん!なんて、思いながらも15分ほど、診療台の上に右半身を下にして、横たわっていました。心なしか、眠くなったような・・・・


「ハイ、終わりましたよ」で、眠りから覚めたら、「注射をしますから、うつ伏せになって下さい。」「わっ、いよいよか!」と・・・・・・


 さて、そこからうつ伏せの姿勢になるのが、大変です。変なところに力が入るとまだ激痛が走るので、なめくじみたいに、1~2センチずつ、身体をずらしながら、約5分ほどかかりました。


「とても、つらそうね。」と可愛い?看護婦(今は、看護師さんと呼ぶのでしょうか)の声がしました。うつ伏せなので顔を見れない・・・


院長先生が、どこからか現れました。これも、うつ伏せだから見えない・・・「痛むのは、どこ?」「この辺?」「いや、もう少し、上です。」「じゃあ、注射を直接そこに打ちます。」


ともかくうつ伏せなので、一体、どんなに太い針のでっかい注射器なのかが、分からないと言うのは、ある意味幸せでした。多分見えたらそれだけで、身構えて、失神するかもしれませんから・・・・・
(どんだけ、臆病やねん?)


そして、オモムロニ、何の前触れもなく・・いやアルコール消毒はしたような・・・・ブスっと音がしたようなしないような・・何だか左越しに鈍痛が・・・・しました。でも、激痛にならなかったのは・・・・どうやら、点滴は麻酔剤の投与だったらしく・・・それをはよ~言うてくれれば・・・こんなに恐怖が倍増しなかったのに・・・・・・後の祭りでした・・・・




とまれ、そんな次第で、昨日一日、リクライニング式チェアで過ごし、夜は幾分マシになり、何とか仰向けに寝ることができました。


てな訳で、本日は、腰に二重のベルトをぐるぐる巻きにして、出勤して、戻ってまいりました。まだまだ治療が必要だし、当面アルコールはご法度であります。


以上、人間の身体は、あまりの激痛に耐えるために、身体の防衛本能が働き、失神状態に落ちて行くのだと、身をもって知りました次第で、それを本日のタイトルコールにしてみました。

それにつけても、こんな闘病記みたいなものを、よくもまあ、だらだらと・・・読ませられた方は、大変でしたね・・・でも、同じ憂き目に会われぬよう、転ばぬ先の杖として、お知らせさせて頂きました。皆様、お身体ご自愛くださいませ。



明日から3日間は、早帰りして、整骨医院で腰のマッサージと電気とウオーターベッドで、完治を目指したいと思います。人間弱気になったら、最後ですから、気持で負けぬよう頑張りたいと思います。


では、また!

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